坂田さんのお嫁さん【坂田銀時】

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新)神楽ちゃん、ほんとにほんとなんだね




神)…どうすればいいか分からないアル









水曜日。







お登勢が江戸中の知り合いを呼び、


大きな大きな結婚式を用意した









新)銀さん…







新郎、坂田銀時は


黒五つ紋付き羽織袴を身にまとっている









銀)なんだ新八ィ





新)…緊張してないんですか







銀)前から言ってんだろォ？政略結婚なんだこれは

緊張も何もねぇよ あとは花嫁くるまで待つだけだ









新)銀さん、いくら政略結婚だからって言ってそんな結婚を軽く考えちゃダメだと思いますよ
相手の女性の気持ちを考えてあげてください









銀)新八、俺の心配はすんな

ババァが言ってたけどよ、いい子らしいぜ
まぁ、ブスはやだけど








新)…(この人、、ほんっとに…)







妙)新ちゃん、そんな暗い顔しないの
せっかくの結婚式よ？だめでしょう祝わないと



新)姉上、だって銀さん、




妙)銀さんの気持ちも考えてあげて

いきなり結婚しろって言われたって、新ちゃんなら断るでしょう？




新)そうですけど…









…









銀)はぁ？何言ってんだよババァ




お登勢)いいからやれっつってんだよ
めでたいことなんだから




銀)そーゆーことは早めに言えよ…ったく




妙)どうされたんですか？銀さん









銀)……花嫁来て、ほら、誓いの言葉とかやった後





江戸中歩けっつってんだよあのババァ







新)え、江戸中！？なんで！？




銀)知らねえよ…

あーもー腹立つな、早く終われよこれ…







妙)ほんとに形だけの結婚みたいですね銀さん


少しは喜んでると思ったんですけど



銀)喜ぶわけねぇだろ


あ、もう行かないと








新郎はそろそろ来てくださいと呼ばれ、銀時はいなくなった。









新)…姉上、ほんとに気が進まないんですが




妙)新ちゃん…



銀さんにはちゃんとした形で結ばれて欲しいのね。



それは皆同じ気持ちだけど…









そうこうしている内に、花嫁が到着した。

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