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チラッと時計を見ると既に17時を回っていて、私の勤務時間は終わっていた。
エプロンを外し更衣室へ向かおうとしていると、「この後、暇だったりする?」とこーじさんに呼び掛けられ「暇です!」と、即答している私がいた。
クスッと含み笑いに、うっと恥ずかしさが溢れ出す。


だって、暇だし……

暇だし、暇なんだし……

なに言い訳してるんだ私。


「じゃあ一旦会社に戻らないといけないから…」


どうしようか?と考えるこーじさんに私は駅前にある喫茶“SNOW”に居ますと伝えた。


「わかった。 じゃあ、またあとで藤原さん」
「あっ、はい」


スーツを羽織直し、手を上げて事務所に向かって行く爽やかな笑顔。
こーじさんが去った後、私制服なんだったとふと思った。













喫茶“SNOW”。

最近私と美波のお気に入りの喫茶店。
ドリンクバーとかないわりに、意外と客層は学生が多い。
ここの食事は量が多いわりに値段がお手頃のうえ美味しくて、一度食べたら病みつきになるんだ。


「まだかな〜」


思わず口に出してしまう。

待つこと一時間。

長くない?

会社に戻るって言ってたけど遠いのかな?

注文したオレンジジュースも飲んでしまって、下の方が薄くなってしまっていた。
氷が溶けた後のオレンジジュースって、なんでああも不味いのかな。




ストローを指で遊ばせる。
鼻歌なんて歌いながら、なんとなく外の景色に目をやった。
暫くそうしていたら、バンッといきなり窓に手をつく人物がいて私は「わっ!」と驚く。


ドクドクドク。

し、心臓飛び出るかと思った。



「待たせてごめんなぁ?」


私を驚かせた張本人が、両手を合わせて目の前にやってくる。
悪く思っているように“全く”感じない。しかも服着替えてるし。
仕事モードと遊びモードではガラリと雰囲気が変わる人だなと印象を受けた。

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設定タグ:SnowMan , 向井康二 , 深澤辰哉   
作品ジャンル:恋愛
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ゆきんこ(プロフ) - ももさん» ももさま!コメントありがとうございます😭🙏 あまりコメント頂けないので面白くないんだろうなって思ってたのでとても嬉しいです😆 最後まで楽しんでもらえるように頑張ります!! (2022年3月19日 9時) (レス) @page38 id: aab9c47478 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 恋の始まりのキュンをいただきました(^^)くーっ!続き楽しみにしています。 (2022年3月18日 23時) (レス) @page39 id: 32975d39fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - みぃ。さん» みぃ。さーーーん!!コメントありがとうございます😆待ってたって言葉が嬉しいです!!ありがとうございます😊頑張ります♡♡ (2022年3月10日 9時) (レス) id: aab9c47478 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - こんにちは!待ってました、🧡さん!更新楽しみにしてますねっ! (2022年3月10日 7時) (レス) @page6 id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2022年3月9日 23時

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