初めて知った、家族というもの。参

藤の花 肆 ページ25

Aが、町で買い物をする。


欲しかったノートを買い、

武器屋に寄る。


寄った武器屋にあった日輪刀全てと、銃を二丁買う。

今回買った日輪刀の中には、海軍大将たちに丁度いい大きさのものが一本あった。

そこで素振り用の木刀も買った。


そして船に戻る。

Aの部屋には、更に日輪刀が増えた。


『．．．(この大きな日輪刀は、今度海軍本部に持って行こう。)』



買ってきた物の片付けを済ませ、ナース室を訪れる。


ガラガラ


ナ1｢あら、Aちゃん。｣

『ナースの皆さ、行きたい所とかない？着いてくよ。』

ナ1｢今は特にないわよ。｣

『分かった。島に降りるなら言ってね。』

ナ1｢えぇ。ありがとう。｣

ナ2｢ねぇ、Aちゃん、ずっと気になってたんだけど、生理ってどうしてるの？マルコ隊長からも、話を全然聞かないけど．．．｣

ナ3｢確かにね．．．｣

ナ4｢気になるわ．．．｣

ナ1｢教えてくれる？｣

『うん。．．．えーと、まず、私生理きてないの。』

ナース｢｢｢｢え！？｣｣｣｣

『理由は、マルコとイゾウが知ってるよ。これからも、生理がくることは無いから、生理に関しては気にしなくて大丈夫だよ。

でも、ナースが辛かったら言ってね。出来る限りではあるけど、何かするから。』

ナ1｢わかったわ。ありがとう。｣

『うん。じゃぁね。』


Aがナース室を去る。


ナ2｢．．マルコ隊長たちに聞きましょう。｣

ナ3｢そうね．．｣

ナ1｢呼んでくるわ。｣

ナ4｢お願いね。｣



ナース1が、丁度船に戻ってきたマルコとイゾウを捕まえ、ナース室へ連れてくる。


ガラガラ

パタン


マ｢どうしたんだよい？｣

イ｢何かあったのかい？｣

ナ1｢Aちゃんの生理についてです。｣

マ｢あぁ．．．｣

イ｢．．．｣


マルコとイゾウの顔が曇る。


ナ2｢話してくれませんか？｣

マ｢分かったよい．．｣


マルコが説明をしだす。

それを、ナース達は真剣な表情で聞く。


ナ3｢藤の花を．．．｣

イ｢．．．俺達は、Aを止められない。あの固く、辛い覚悟を、否定する訳にはいかないんだ。

だから、出来る限りのことをする。

体調面に気を配るとかね。｣

マ｢俺も同じ意見だよい。｣

ナ4｢そうね．．．私達も気を付けて見てみますね。｣

マ｢よろしく頼むよい。｣

イ｢じゃあ、オヤジにもこのことを伝えに行くから。｣

ナ2｢えぇ、ありがとうございました。｣


2人はナース室を出て、白ひげの部屋へ向かった。

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