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話終わった友人はいつもと違う雰囲気を纏っていた
普段、私をからかう時の生意気な顔や共通の話題で盛り上がった時の顔、そのどれにも当てはまらない妖しげな表情
背筋が凍るとはこういうことだろう
冷や汗が流れた
不快な沈黙が訪れる
先に口を開いたのは彼だった
「…今日行ってみない？どうせ明日休みだし」
このときにはもういつも通りの友人の姿だった
『…まぁ、気になるしいいよ。あ、でも遅くなるのは駄目だ』
気になるのは本音
だけど、警告している気もする
《行くな》
と
「あぁ、それなら俺ん家泊まれば？Aの母さんなら許してくれるんじゃない」
母の顔を思い出す
うん、あの人なら二つ返事でいいだろう
あの警告を感じた頃の嫌な感じもなくなったし
行くだけ行ってみるのもありだな
『確かにね。お泊まりセット持って家に後で行くわ。じゃあ、またね』
『角名』
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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作者名：稲荷寿司が好物 | 作成日時：2024年4月9日 12時
