No.20 ページ21
北山side
次の日も、その次の日も、俺は屋上に行った。
だんだん距離が縮まってきて、他愛もない話したり、お互い変な遠慮がなくなった。
俺、あんまり本に興味なかったから太輔は読書して、俺は色んな話をしつづけるって言う変な光景が普通になった。
北「あそこの、焼き肉パンが本当に美味しいんだよ。太輔も放課後あとで行かない?」
藤「…」
北「おいちょっと、太輔聞いてんの?」
絶対聞いてない、わかる。
だって、読むのに集中しすぎて俺が髪に触れたのも気づかないんだから。
はたから見たらヤバイ奴らだよな。
北「たーいーすーけっ」
読んでいた本を奪い取り、視線を戻すと、怒っている。表情はいつも通りだけど明らかに怒っている。
藤「返して」
北「やだよ、話聞いてくんないじゃん」
藤「返せ」
北「お、そっちが本性?可笑しいと思ってたんだよねー、そんな顔して真面目なわけないって」
初めて本性がみれて、ちょっと嬉しかったりする。
藤「宏光ってよくわかんない。教室じゃあんなうるさいほどワイワイしてんのに、楽しい?俺といて」
今、うるさいほどって言ったよねうん。
たしかに教室じゃ他のやつらと騒いでるかもしれないけど、だからって楽しいわけじゃない。
自分てきには、太輔とゆっくりこうしてる方が好きだし。
北「楽しいよ、断然こっちの方がね」
目を見開いた太輔は少し嬉しそうに顔を緩めて、またすぐにいつもの表情に戻った。
教室じゃ話すことはあまり無かったけれど、放課後帰ろうとする太輔に
北「あ、じゃあね!太輔!」
と、声かけたら驚いたように首を縦にふった。
そのあと、クラスメイトに色々聞かれたのがオチなんだけど。
昼休みあんなに話すくせに、教室じゃ話してくれないから何かちょっと、勝った気がして1人喜んだ。
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藤北ラブ(プロフ) - 続きが見たいです!更新お願いします! (2019年9月28日 11時) (レス) id: bc8d395f08 (このIDを非表示/違反報告)
藤北のチェリー(プロフ) - まほままさん» こんばんわ!みつの詳細がだんだん明らかになりつつありますよ。副社長の重い愛に何年も耐えつづけているみつ。大倉くんとジャニーさんは味方です。あるいみジャニーさんにも好かれてますみつさん爆笑 (2017年6月15日 22時) (レス) id: 219a4e96b6 (このIDを非表示/違反報告)
まほまま(プロフ) - こんばんは。なんだかみっくんの背景が垣間見えてきてなんとも言えない気持ちになってきましたぁ( ; ; )そんなに副社長に縛られてるんですね…。自由がないんだ。大倉くんが助けの手を差し伸べてくれなかったらきっと壊れちゃってましたよね…( ; ; ) (2017年6月14日 22時) (レス) id: de2262a235 (このIDを非表示/違反報告)
藤北のチェリー(プロフ) - まほままさん» こんばんわ(^_^)みつが何者なのか、副社長との関係はそろそろ分かると思います。玉ちゃんの気持ちはあの鼻王子にちゃんとあるので大丈夫です。全然話が進まなくてすみません。きゃーそのお言葉嬉しいです!つたない文章ですが、よろしくお願いいたします! (2017年6月11日 2時) (レス) id: 219a4e96b6 (このIDを非表示/違反報告)
まほまま(プロフ) - ほんとみつは一体何者なのか、本当に副社長との関係はあるのか?玉ちゃんの気持ちは今どこにあるのか…迷路からまだ抜け出せない私です。なので続きがかなり気になっちゃいますよー!楽しみに待っていますから(●*>∀<艸)! (2017年6月9日 0時) (レス) id: de2262a235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤北のチェリー | 作成日時:2017年5月21日 15時