純-Ki-F-【2】

Y01＊ある日の兄組＊ ページ23

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「なあ、コンビニ行かない？」







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こいつらを誘った俺が悪かった。






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雑誌の撮影が終わって

自身の冠番組の撮影に向かう車中、





K「おー行く行く！」


F「俺も行こうかな」





昼食を買いに行こうと声をかけると

二つの返事が同時に返ってきた。






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F「…」


K「…」







一瞬流れる

気まずさと気恥ずかしさが混ざった

変な空気。




てか、返事するタイミングも

黙るタイミングも

目をそらすタイミングまで一緒かよ。





あーあー、二人共顔強ばってるし。





弟達はまだ撮影が残ってて

ここにはマネージャーと俺達三人だけなんだし

周りの反応なんて気にすることもないのに。





つーかコンビニ行くだけだろ？

何？この初々しい反応。

あーもう、めんどくせー。





「おっけー。すみません、次のコンビニ停まってもらえますか？」





マ「わかりました」





クスッと頬を緩めるマネージャーと

まただよ、と目配せをする。





ほんとに

うちのツートップはいつになったら

素直になってくれるんでしょうかねえ…。







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「みっちゃん決まった？」



そう言ってかごを差し出すと




K「あ、俺自分でレジ持ってくからいいよ」




慌てて持ってる商品を後ろ手に隠して

そんなことを口にする。





「どしたの、珍しいね」


K「そーか？」





なんなんだ？

いつもはまとめて払って

後から精算するスタイルなのに。





んー？と首を傾げて

そそくさとレジに並ぶミツを眺めていたら

既に買い物を終えて

外に出ようとしている太輔が目に入った。





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「なんなんだ、二人して」






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いつもなら



K『よこーさーん、これも買う！』


F『わた！これとこれも！』



とかなんとか言って、

結局俺が荷物持ちする羽目になるんだけど…。




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「…まあいっか、」




面倒臭いことになりそうだし、

詮索しないに限る。うん。






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