僕はどうすれば… ページ5
今日は僕も紡もお互い仕事に行っている。
僕はIDOLiSH7とMEZZO"の掛け持ちもしているから結構大変だ。
「そーちゃん、最近疲れてる?」
「環くん、大丈夫だよ。」
(そーちゃん、大丈夫じゃないのにそういう。)
「あんたがそう言うなら、いいけど。あんま無理すんなよ。」
「ありがとう。」
(やっぱり内緒で付き合うのはまずいよなぁ。)
(でも、別れたくない…僕はどうすれば。)
収録後…
「そーちゃん、やっぱ、なんか隠してるよな。」
ギクッ…
(環くん、鋭いな。)
「な、何を言ってるんだ。何も隠してなんかない!」
「そうやってムキになるの怪しい…女でも、できたのか。」
「まさか、僕はアイドルだよ…そんなわけ…あるはず…」
(ない…)
「そーちゃん、泣きそうになってる。俺、そーちゃんの相棒なんだからさ、隠し事すんなよ!」
そんなに、俺、頼りない?と言ってくる。
「ごめん、環くん。実は環くんの言う通り、その…彼女ができたんだ。」
僕は今までのことを環くんに正直に話した。
隠し事なんてよくないと思うし、言うしかなかった。
「正直に話してくれてあんがと。でも、これからどうすんの?IDOLiSH7もMEZZO"も…辞めんの?」
「辞めたくない!…続けていきたいよ。」
(欲張りなのは分かってる。でも、紡もみんなも大切だからこそ譲れない。)
***
「俺、今の話聞いてなかった。」
(なんだって…?)
「俺も、そーちゃんのこと応援する。」
「一緒に頑張ろうぜ。あんた1人で背負い込む癖あるからさ。なんでも話せよ。」
「た、環くん…ありがとう、本当にありがとう!」
「うす。俺にもそーちゃんの彼女、紹介して欲しい。」
「うん、3人で食事にでも行こう!」
環くんにはバレてしまっていた。
やっぱり隠し事は苦手だ。
この調子だと社長やマネージャー、
みんなにもバレてそう。
どうか、この恋が終わりませんように。
46人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
如月 藍夜(プロフ) - 柑橘類様、柘榴様、指摘ありがとうございました。 (2016年7月26日 18時) (レス) id: 643f5a8eec (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(ザクロ)(プロフ) - オリジナルフラグ外すの忘れていますよ (2016年7月26日 16時) (レス) id: ac919c297c (このIDを非表示/違反報告)
柑橘類(プロフ) - オリフラ外してください (2016年7月26日 15時) (レス) id: bcabe2a7f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:如月 藍夜 | 作成日時:2016年7月2日 14時