紅蓮の死神〜最強の殺し屋は魔法学園の生徒！？〜【２】

76話 ページ35

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「そう言えば、聞きました？あの話。」



「あの話……？」



「ほら、あのいじめっ子のデュアルとデュランでしたっけ。その双子がまたやらかしたらしいですよ？」


「へえ、」


デュアル、デュランの双子は確か、以前サクヤに決闘を申込んできた生徒だ。半場忘れかけていた記憶を思い出す。

ルナの話からすると、あの後虐めのターゲットを見つけたらしいが、その生徒への虐めが発覚したので現在は謹慎処分となっているらしい。

どうも最近サクヤへの嫌がらせが無いなと感じていたが、別の生徒の所に行っていたとは。


ザマア……。





「でもさ、虐めが発覚しただけで謹慎処分はおかしくない？」


「それが、休み時間の時間にわざとその生徒に魔法をぶつけたらしく、その子は全治３ヶ月の大怪我。それで謹慎処分となったんですよ。確か、期間は……３週間だそうです。」



「……でも、ルナ的には一生学園に来てほしくないです！サクヤ様を侮辱するなんて……！」



頬をぷっくり膨らませているルナ。その可愛らしい体からは殺気が滲み出ている。



「あ、安心してください！もしあいつらが学園に戻って、またサクヤ様に危害を加えるのならば、ルナが肉片になるまで叩き潰しますからね！」



と無邪気な笑顔で言い放つルナ。





そんな彼女の言葉を聞き、どうでも良かったデュアルたちの身が心配になってくるサクヤだった






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