44話 カジノで ページ1
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待ち合わせ場所である、カジノの店に入る。ここでは武器、魔闘器の持ち込みは禁止されているので二人とも武器を仕舞う。
この店は、外からは幻術魔法が掛けられているため、一見パッと見れば普通の家屋だ。しかし中は、トランプやチェスなどのカジノの道具で埋め尽くされている。さすがはカジノ界のトップと呼ばれるだけあって種類も豊富だ。
周りは人だらけだが、社長を探すと案外早く見つかった。丁度彼は、トランプのカジノをしていたようだ。彼の相手もこの世界ではかなり名の知れた強者だが、猫と鼠のよう。堂々とイカサマをして相手を負かす。
彼はこちらの視線に気が付くと、手招きをしてきた。
「──君、待っていたよ。トランプはやらないかい?」
トランプはここ1、2年やっていなかったので、久し振りにやってみたくなった。
サクヤの腕前は、マフィアのボスをも倒すほどである。昔は金が無いときは、カジノをやって稼いでいたからこういうものは殺し屋の仕事の次に得意だ。
「良いですね。一回やりましょう。」
社長はダメ元で言ったのだろう。サクヤが引き受けると、驚いたように片眉をピクリと上げた。
「え?あれって……」
「【紅蓮の死神】よね。」
「後ろに【殺戮の黒猫】もいるぞ。」
「【紅蓮の死神】ってあの!?」
今は【紅蓮の死神】モードだ。だから、瞳の色は紅く、トレードマークである仮面もつけている。よって、自分達の正体に気が付いた人々は少し間を空ける、暫くすると社長とサクヤ、ルナの間に一本の細い道が作られた。
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如月唯奈(プロフ) - 今日から新しい時代が始まりました!今時代(?)こそ良いことが起こりますように!そして、この小説で一位をとってみたいなんて、贅沢を言ってみる(笑)これからもよろしくお願いします! (2019年5月1日 3時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
如月唯奈(プロフ) - 黒桜さん» コメントありがとうございます!久し振りのコメントなので嬉しいです(*T^T)更新は遅くなりますが、これからもよろしくお願いします! (2019年4月17日 18時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
黒桜(プロフ) - ストーリーも、イラストも私の大好きな世界観です!毎回更新楽しみにしています! (2019年4月16日 22時) (レス) id: 81872cb428 (このIDを非表示/違反報告)
如月唯奈(プロフ) - 暗黒桜さん» ホントだ!ありがとうございます! (2019年3月23日 7時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
暗黒桜(プロフ) - 如月唯奈さん» 57話が2回ありますよ! (2019年3月23日 0時) (レス) id: 9ef58b7b9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シャル(如月唯奈) | 作成日時:2019年1月15日 22時