紅蓮の死神〜最強の殺し屋は魔法学園の生徒！？〜【１】

40話 ページ44

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こんな面倒くさいこと、早く終わらせて部屋に戻りたい。胸中で呟き立ち上がって制服に付いた葉を払い落とす。


今日は仕事が多いので、放課後すぐにやろうとルナと約束をしているのだ。



「……ャくんは……サクヤ君は、なんであんな事言われても大丈夫なの……なんで笑っていられるの！？」



「あ……ご、ごめんなさい……つい……た、大切な人が目の前で傷つけられている事が…嫌だったから……あ」




自分の言ったことに気づいて、顔を赤く染めるソフィア。両手で顔を押さえ、俯いている。

大切な……人？僕が？
彼女が自分をそう思っていることに驚いた。あまりルナ以外と話さないサクヤはてっきり嫌われていると思っていたからだ。


「……ううん、ありがとう。僕のためにやったことなんでしょ？」


にこりと微笑むと、さらに顔を赤く染め上げ気絶寸前だ。自分が何をしたのか、わからないサクヤは首を傾げる。




「行こう？皆、心配してるよ。」



「うんっ！」


元気に笑顔で頷く彼女に、なぜかドキリと心臓がなる。ソフィアを見ているとたまにこのような事が起きることがある。体はいたって健康である。ならばこれは一体何だろう？いくら考えても答えが見つからないので今は、放っておくことにした。



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