兄さん、殴っていいですか？part2 (ページ39)

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久我「それにしても遅いな」

貴女「誰か待ってるの？」

久我「一色だよ。知ってるでしょ？一色慧」

貴女「裸エプロン先輩か」

個性的でうるさいから覚えてる

時々、屋根裏から来るから嫌というほど覚えてしまう

久我「Aは誰か待ってんの？」

貴女「兄さんだよ」

久我「兄妹で買い物？仲良いね」

貴女「私のスイーツを食べても死なない人は好きだからね」

私のスイーツで死ぬ人と仲良くなろうとは思えない

だから、友達は欲しくても出来ない

多くの者は死んじゃうから

久我「ということは、俺のことも好きってこと？」

貴女「もちろん。ま、友達としてだけどね」

久我「それは知ってるから。Aに恋愛的な意味で好かれる奴とか、かわいそうじゃん」

貴女「否定は出来ないね」

絶望大好き人間だからね

絶望を愛し、絶望に生きる人間だからな

私の場合は性格にも問題があるからね

久我「性格さえ直せばモテるのにね」

貴女「モテたいなんて思ってないし」

プルルルルルプルルルルル

あっ、兄さんからだ

買い物やっと終わったんだ

貴女,久我「「もしもし？」」

貴女,久我「「！？」」

なんで同時なの

もしかして、兄さんと一色先輩が一緒だったりして

ありえそうだな