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「Aちゃんの絵とシンクロしてるね」
「……そうですね」
Aちゃんははにかんだ。
やっぱり可愛いな、この子は。
「……俺もね、Aちゃんのことが好き」
「…………」
「師匠が宛がってくれた子に手を出していいものかとか色々考えちゃってずっと言えなかったんだけど」
俺は自分の絵に目線を向ける。
「この絵のような未来をAちゃんと歩きたいなと思って、この絵を描いたんだ。君に告白したくて」
「そう、だったんですね」
ジリジリと彼女に近寄る。
本当はすぐに抱きしめたいけれど、確認がいる。
「Aちゃん」
「……はい」
「俺と付き合って下さい」
「はい」
ここで俺は彼女を抱きしめる。
「二人でこれからは切磋琢磨していけたらいいなって」
「そうですね」
ごちゃごちゃ考えて、考えまくった先に出した結論は、これ。
きっと良い刺激になると思うんだよね、お互い。
そうすればきっと未来は俺たちの絵のように明るい空色になっていくんじゃないかな。
そう思いながら俺はAちゃんにキスをした。
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作者名:ユタカ2 | 作成日時:2021年11月23日 14時