検索窓
今日:14 hit、昨日:15 hit、合計:2,455 hit

ページ11





「はいはい俺たちもやるよ」



「2・2・2で分担だな」



店の中に入ってきた藤ヶ谷さんと宮田さんの手からも電気が。
この人たちはきっと訳も分からず気絶されていくんだなと私は眺めることしかできなかった。



「俊くん防犯カメラは?」



「大丈夫。ハッキングして壊してる」



「さすが」



「あの横尾さんたちは一体……」



「本当は出したくなかったんだけど……」



「使うパターンになるって横尾さん思ってたでしょ」



「別に内田さんに知られてもいいでしょ」



「あの、だから一体……」



「超能力だよ」



「はい?」



「超能力」



にわかには信じられなかった。
だけど皆さん電気を使われていたし……。



「地球外生命体ですか?」



「れっきとした人間だよ。この日の本の国に生まれた」



れっきとした人間が超能力を使える?
普通に生きてきた私からしたら理解できないことばかりだ。



「皆さんは超能力を使える人の集まりなんですね」



「そういうこと」



結局は何でこの人たちはこんなことをしてるんだろうという疑問に辿り着く。
でもそれは教えてくれなさそうだなと感じた。



「分かりました。でもそれはともかく今は事件に集中しましょう。まだ全員捕まえてないわけですから」



「だな」



私たちは6人組を半分に分けて縛り上げた。
ついでに白い仮面を外す。
皆20代前半に見えた。



それから私と横尾さんは店の中で待機した。
藤ヶ谷さんと宮田さんには車の中で待ってもらう。
しばらくして宮田さんから来るよと連絡を受け身構える。
やって来たのは私たちがほぼ毎日顔を合わせている2人だった。



「これはどういうことだ?」



「横尾、内田、我々の仕事は連携が大事なのに報告してないとは何事だ」



「見たところお二人で来たようですね」



「三上さんはともかく課長が来るなんて珍しいですね」



「何でいらっしゃったんですか?まさかここで眠っている6人組から連絡がこなかったからですか?」



「こいつらが例の窃盗団なのか」



見事に彼らを釣り上げた。
この窃盗事件の黒幕は我らが課の長と課の中では最もエリートな三上さんだったのだ。



「話を逸らさないでもらえますか?あなたたちが裏で手を引いていたことは分かっているんですよ」



「何を根拠に」



「こちらをご覧下さい」



横尾さんがタブレットを二人に突き出す。



*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
36人がお気に入り
設定タグ:キスマイ , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユタカ2 | 作成日時:2024年3月17日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。