グランシャリオ探偵事務所へようこそ４ (ページ41)

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「はい、グランシャリオ探偵事務所で……」

「矢作さん！？小笹です！」

「小笹さんどうかされました？」

「あいつにやられたわ。私のブランドのバッグや貴金属が家中探してもどこにもないのよ！」

「奥村は小笹さんの家の合鍵を持ってますよね」

「ええ。付き合ってるんだから」

「分かりました。今すぐそちらに伺いますね。北山にも伝えときます」

「ありがとうございます」

電話を終えてすぐさまみっくんに電話する。

「もしもしみっくん？」

「何だ？」

「小笹さんから連絡があって。家の中にあったブランドのバッグや貴金属がなくなってるって」

「……もしかしたらこっちの動きがバレてたのかも」

「確かに。小笹さんを怪しく思って、とか」

「とにかく分かった。俺小笹さんの家行くけどお前は？」

「私も行く」

「じゃあ現地集合だ」

「分かった」

私はすぐに準備をして小笹さんの家の住所を見て検索をする。
道順を覚えたらワッターにいってきますと告げて外に出た。

バタバタしていたから感覚を鋭くしてなかった。
私の武術が男の人に敵えるのは相手の隙を突いてたから。

だからいきなり後ろから腕を掴まれ引っ張られたら少し対処ができなかった。
さらにすぐにスタンガンを当てられてしまっては私にはどうしようもできなかった。

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