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「お可哀想に。あなたはこれまでこんな手ぬるい情報で何人もの人を殺してきたんですね」
そして俊くんは5人に離れてと言って、離れた後森の服の首の辺りを掴んで起き上がらせた。
「防犯カメラにお前と猪熊さんが映ってるんだよ。それに猪熊さんはお前の名を供述してる。他にも余罪はあるんだろうし、後で洗いざらい暴いてやるから覚悟しておけ」
私が今まで見たことのない厳しい口調の俊くんだった。
だけどすぐに行こう、ガヤさんといつもの俊くんになるんだからよく分からない。
森は俊くんとガヤさんに連行されていった。
私が立ち上がると私を襲おうとした男は逃げていった。
残った5人が私に近づく。
「いいの?」
「いいんじゃない?どうせ森に金を出されて従っただけの小さい男でしょ」
「A手厳しい」
「にしてもまたAの強いところ見たな」
「女王様みたいだったな」
「A様と7人の召使に変更した方が良いんじゃない?」
「その方がしっくりくるわあ」
皆口々に好き勝手おっしゃる。
まあいいんだけど。
「もう、皆帰るよ」
「かしこまりました、A様」
「もう、やめてよー」
皆に女王だとかA様とか弄られながら帰る。
ひとまず事件は解決できたので私は満たされた。
俊くんとの約束も果たせそうだしね。
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作者名:ユタカ2 | 作成日時:2023年11月22日 15時