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翌日から私は早速探偵事務所で働き始めた。
といってもご依頼はなかったので、みっくんからは。
「A、家事はできる?」
「大学生の時から一人暮らしをしてたので、人並みには」
「じゃあ今日はオフィスを掃除。それが終わったら勉強のためにこれまでの調査ファイル見といて。パソコン自由に使っていいから。そこに全データ入ってるからさ」
そう言ってみっくんはどこかに出かけられた。
用を聞くのは野暮かなと思って探らなかった。
普段から多少掃除は行き届いていたらしく、午前中に掃除は終わってしまい、午後から勉強を始めた。
この探偵事務所は3年前に設立したらしく、設立当初からの全記録がデータになっていた。
それを興味深く読み進めていたら。
「A、久しぶりだね」
なんとガヤさんがやって来た。
スーツ姿ということは職務中?
「お久しぶりです」
「彼女が宮のいとこさん?」
「そうそう」
「へえ。可愛いね」
ガヤさんの後に続いて2人の男性が入ってきた。
この2人がみっくんの言っていた残りの仲間であろう。
「こんにちは、千賀健永と言います」
「俺は二階堂高嗣です」
「矢作Aです。よろしくお願いします」
「よろしく」
二人と握手を交わす。
これで7人コンプリートだ。
「玉から聞いたけど、玉と1つ違いなんでしょ?じゃあ俺ともそうだね」
「じゃあ俺と同い年だ。でも学年違いかな。俺3月生まれだから」
「そうですね。私6月生まれなので」
「俺たちもAって呼ぶから自由に呼んでよ」
「じゃあ……ニカちゃんと千ちゃん」
「OKOK」
そんなこんなでわいわいしていたらみっくんが帰ってきた。
「おう、3人来てたか」
「おかえりなさいませ」
「ただいま」
「みっくん、一つ質問していいですか?」
私は今日疑問に思ったことを解消することにした。
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真衣 - はじめまして。いとこ同士って結婚出来ないと聞いた記憶があるのですが、出来るんでしょうか?PS昔(1996年頃)、少女漫画雑誌・りぼんでよく似た設定(探偵では無いですが。作者:池野恋先生 おしえて菜花)があったことを思い出しました。 (10月21日 19時) (レス) @page50 id: 29eac809bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユタカ2 | 作成日時:2023年3月15日 15時