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「師匠が死んだのは3年前の4月27日。その前日まで……」
「他にもさ、中に参考になるものがあるかもしれないから、宏光も手伝いに来てよ」
「分かりました」
「じゃあ今日はそれを渡したかっただけだから。失礼するよ」
(さすがにこいつにもあいつのことは言えねえな)
また心の声がした。
「何か調査でもしてるんですか？」
こう言ったのは私ではなくみっくん。
みっくんも何か感じるものがあったのかもしれない。
「ああ。素行調査を頼まれてさ。お前もご家族に連絡取ってみたら。じゃあまた連絡するわ」
「ありがとうございました」
服部さんはコーヒーをグイッと飲む。
みっくんは喫茶店まで連れていって、私は服部さんのカップを片し、ワッターに渡す。
「なんか忙しそうだったな服部さん」
お見送りをしてきたみっくんが戻ってきた。
「どういう用件だったの？」
ガヤさんが尋ねる。
「服部さんが師匠の事務所の整理を頼まれたみたいで。師匠の日記帳を渡された。亡くなる前日までの日記があったから何か参考になるかも」
みっくんの表情にはいつもと違う陰の部分が漂った。
顔を見ていたのがバレたのか、目が合う。
(Aにも多少説明しないとな)
「横尾さんと藤ヶ谷からの説明があったかもだけど、俺ここを設立する前は尾関勝之さんって探偵の所に弟子入りしてたのよ」
「その方亡くなってるんですね」
みっくんの目が伏せられた。
「そう。殺されたと俺は思ってるんだけどね」
つまり世間的に見たら事故や自 殺と片付けられてるということか。
そしてみっくんの悲しみの感情が波のように襲ってくる。
たまにこういうことが起きる。
他人の感情がダイレクトにやって来て飲み込まれそうになる。
みっくんとは波長が合うと思ってるからこういうことになるのだろう。
これを俊くんに話したらAはエンパスなんだろうねと言われた。
となると俊くんはテレパスに分類されるのだろう。
なんとか踏み留まろうと私はカウンター席に座った。
3人が私を見る。
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真衣 - はじめまして。いとこ同士って結婚出来ないと聞いた記憶があるのですが、出来るんでしょうか？ＰＳ昔（１９９６年頃）、少女漫画雑誌・りぼんでよく似た設定（探偵では無いですが。作者：池野恋先生 おしえて菜花）があったことを思い出しました。 (10月21日 19時) (
レス) @page50 id: 29eac809bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユタカ２ | 作成日時：2023年3月15日 15時
