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「この人物を我々は解析し、その足取りをあちこちにある防犯カメラを元に追いました。その人物はあるところで別の人物が運転する車に乗り込みました」



これらは全部玉ちゃんが集めてくれたものだ。
さすがはネットの天才。



「カメラに映っている車のナンバー、フロントガラスが真正面に見える映像を解析した結果」



ガヤさんがタブレットをスクロールすればそこには。



「車は紘一さん名義の物、そして運転しているのは将一さん、助手席に乗っているのは須貝さんだと判明いたしました」



「何か弁明はありますか?」



こうみっくんがトドメを刺せば、将一さんと須貝さんの顔色は最高に悪くなった。



そして私は俊くんを見た。
最後の仕上げは俊くんだとみっくんが言っていたから。
犯人が分かってしまえば俊くんの出番だろうから。



「詳しいお話は署で訊きますから」



あれ?何もしない感じ?と思っていたら。



「……ガヤさん、凶器の鉄パイプは河川敷の草原の中だって。須貝さん凄いですね、それで紘一さんを殴ったんだ。現金や金の延べ棒は須貝の部屋だって」



「了解」



ガヤさんはスマホで指示を出し始める。
俊くんがするすると他人の心を読んで暴いていくから犯人の二人は驚くしかないだろう。



「えっ……何で……」



「……刑事さん、心が読めんの?」



「さあ、どうでしょう」



俊くんは笑みを崩さない。



「お二人、お付き合いされてるんですね。でも須貝さんは紘一さんにセクハラされ言い寄られていた。将一さんはそんな父親に恨みを持った。利害は一致しますね」



いつもとは違う俊くんを感じ取って背筋が伸びる。
いつも私に優しい俊くんは私の知らないところではこういうふうに過ごしていたんだと思った。



「やっぱりこの人心が読めるんじゃん」



「えっ、怖いんですけど」



「……だから、取調の時は僕に嘘をつかないほうがいいですよ。あとこの人も聞こえるときがあるから気を付けて」



「そういうこと」



指示出しを終えたガヤさんがこちらを向いた。



というわけで事件は解決。
真犯人たちは刑事たちに連行されていった。



「…………」



会議室に残されたのは3人。
みっくんは片付けをしているので、私は金子さんに近づく。



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作品ジャンル:タレント
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真衣 - はじめまして。いとこ同士って結婚出来ないと聞いた記憶があるのですが、出来るんでしょうか?PS昔(1996年頃)、少女漫画雑誌・りぼんでよく似た設定(探偵では無いですが。作者:池野恋先生 おしえて菜花)があったことを思い出しました。 (10月21日 19時) (レス) @page50 id: 29eac809bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユタカ2 | 作成日時:2023年3月15日 15時

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