Still song for you

Story.40 ページ40

『藤ヶ谷くん。撮影はいいの？』









藤「今日の撮影はこれで終わったんだ。Aちゃんは、どこ行くの？」








『明日･･･仕事が休みなんで、お兄ちゃんのお店を手伝いに行く予定なんです。』






藤「ふーん。北山は、知ってるの？」




『昨日･･･みっくんの部屋に泊まったんで、もちろん知ってますよ。それに、今日･･･お兄ちゃんのお店に来るって言ってましたから。玉ちゃんたちも来るんじゃないですかね？』






藤「じゃあ･･･俺も行こうかな？車に乗せてってくれる？」





『お姉ちゃんは、いいんですか？』







藤「今日･･･彩菜じゃないから。岩木っていう新人のおじさんなんだよね？」







『･･･』





藤「ちょっと待ってて。俺、言ってくるわ。」






『ちょっ･･･藤ヶ谷くん。』





岩「藤ヶ谷さん。どこ行ってたんですか？監督が探してましたよ。」







藤「監督!!」








監「藤ヶ谷くん。明日･･･撮影中止になったから。明後日から、撮影再開するから。そのつもりで!!」





藤「分かりました。後･･･岩木さん。俺、知り合いの女の子に送って貰うから。」






岩「藤ヶ谷さん。」






藤「Aちゃん。ごめん･･･。」







横「よっ!!太輔。」







藤「何で、渉がいんだよ。」

横「ミツから、電話が来た。Aちゃんの仕事場の近くで太輔が、ドラマの撮影をしてるから、もしかしたら･･･Aちゃんに接近するかもしれないから、止めてほしいって。」

藤「せっかく･･･Aちゃんとゆっくり話が出来ると思ったのによ。」

横「太輔。Aちゃんは、ミツの彼女なんだから、ちょっかいは出すなよ。」

『藤ヶ谷くんも横尾くんもお姉ちゃんには、連絡しといて下さいよ。』

そして･･･Aの車で、兄凌介のお店に向かった。

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