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Story.10 ページ10
『えっ??』
北「ごめん。迎えが来るまででいいから。このままでいさせて？」
『北山く･･･』
北「姫宮Aちゃん。君の名前だろ？」
『な･･･なんで？』
北「最初から気づいてたよ。君が、彩花の妹だって事･･･」
『酷い･･･知ってるなら、こうやって･･･抱きしめないでよ。』
北「俺、また会いに来るから。君といたら、彩花のこと忘れられる気がするんだ。」
『もう･･･会いません。それに、姉を裏切るような事したくないから。失礼します!!』
北「Aちゃん!!」
プップー
玉「ミツ。迎えに来たよ。」
北「おぅ･･･サンキュー!!」
玉「ミツ??どうかした？」
北「いや･･･何でもねぇーよ。」
玉「ミツさぁー。彩花の妹なんだろ？ミツのことを助けてくれた女の子･･･」
北「は？」
玉「俺、言ったよな？彩花をお前に譲ったんだから･･･彩花の妹だけは、俺が貰うって･･･」
北「･･････」
そして･･･自分のマンションに入ったAは･･･
『お姉ちゃん･･･。ごめんね？』
Aは、姉の写真を握りながら･･･謝り続けていた。
玉「ほら、早く乗れよ。」
助手席に乗った北山は、一言も喋らず･･･外を眺めていた。
千「あっ!!玉とミツが来たみたい。」
二「無事に･･･会えたみたいだな。」
玉「ミツを助けた女の子･･･彩花の妹だったみたい。」
宮「は？マジで！」
横「ミツ･･･顔みたの？」
北「彩花より･･･めっちゃ可愛らしい女の子だった。メガネをしてたから、素顔見れなかったけど･･･」
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作者名：みぃーちゃん | 作成日時：2019年10月7日 13時
