Story.04 ページ4
加「はぁ？智美の冗談でしょ？」
智「本当だって･･･声だけだったけど、あの声は、間違いなくキスマイのニカちゃんだったよ。」
加「絶対ウソだァー。」
『私は、智美の事信じるよ。私達にとって、Kis-My-Ft2は、雲の上の存在なんだから。』
加「そう･･･だよね??会えるわけないんだもん。」
智「そう言えば、A。お姉さんのお墓参りに行った？」
『ううん。行きたいけど、育ての両親が教えてくれないの。だから、諦めてる。』
智「会いたいよね？生き別れたお姉さんに･･･」
『うん。お姉ちゃんの事は兎も角･･･私を産んでくれた本当の両親にも会いたいって思う。』
智「私も協力するからね。」
『ありがとう。私ね？決めてるんだ!!お姉ちゃんの事を愛してくれた彼にだけは、絶対に会いたいって!!それで、その彼に･･･私が知らないお姉ちゃんの話を聞いてみたいんだ。』
加「その彼にあって、好きになっちゃったら、どうするの？」
『好きになんてなれないよ。お姉ちゃんの彼氏を私が奪っちゃったら･･･亡くなったお姉ちゃんに会えないよ。』
そして、次の日･･･大学がお休みだった私は、加奈と智美のご両親に会う為、居酒屋に来ていた。
智「お父さん。友達･･･連れてきたよ。」
加「こんにちわ。」
『初めまして･･･智美さんと仲良くしてます。姫宮Aって言います。』
大「可愛いね？雰囲気が、彩花ちゃんにそっくりだな。」
『えっ？姉の事知ってるんですか？』
大「どういう事？」
智「Aの生き別れたお姉さんの名前･･･彩花さんっていうんだよ。」
大「彩花ちゃんは、Kis-My-Ft2のマネージャーをやってたみたい。それで、良くキスマイのみんなと仕事終わりに、飲みに来てたんだよ。」
『そうだったんですか。その時･･･姉の彼氏に会いませんでしたか？』
大「確か、紹介されたな。キスマイの北山宏光くんと付き合ってるって言ってたな。」
『えっ？お姉ちゃん･･･みっくんと付き合ってたんですか？』
大「そう･･･。」
『お姉ちゃんの彼氏って･･･キスマイの北山くんだったんだ。』
智「A!?」
『会いたくても会えないじゃん。お礼を言いたかったのに･･･』
智「お父さん。なんで、余計な事言うの。」
『智美。私なら大丈夫。』
智「私･･･言ったよね？Aは、キスマイのみっくんの大ファンだって!!」
大「あっ！･･･ごめん。」
『おじさん。気にしないで下さい。』
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作者名：みぃーちゃん | 作成日時：2019年10月7日 13時
