�� 完結 ページ9
裕「親父!!美雨は、今･･･どこにいるか聞いてくれ。」
父「明後日･･･向こうで告別式とお葬式をやるって。その後･･･火葬に運ぶって言ってた。」
裕「会えないってことかよ。」
『裕太。今からでも遅くない。美雨ちゃんに会いに行こう。じゃないと、裕太。後悔するよ。』
父「俺も、娘が命懸けで産んだ孫の宏樹に会ってみたい。飛行機でなら、すぐだ。」
こうして、俺たちは･･･フランスに向かった。
空港で、宏光くんが、光莉と1歳になった光姫。そして、まだ6ヶ月の宏樹が、出迎えてくれていた。
裕「宏光くん。美雨は？」
宏「俺について来てください。」
宏光に連れてこられた場所。それは、たくさんの花に囲まれたまま眠っている美雨の姿だった。
母「美雨。ごめんね？」
父「男の子を産んでくれてありがとう。」
裕「美雨。お前との約束･･･守ったぞ。親父の会社を立ち直られたからな。Aと二人で･･･守って行く。」
『美雨ちゃん。娘の美和よ。宏樹くんと同い年になるのかな。』
宏「美雨を火葬したら、アイツの御骨を半分日本に持って帰って下さい。」
母「宏光くんはいいの？」
宏「俺には、アイツが残してくれた子供たちがいますから。それに、アイツは･･･俺の中でちゃんと生きてるから。」
光「光莉がね。ママの代わりに、光姫と宏樹をパパと一緒に守っていくの。だって･･･光莉は、お姉ちゃんだもん。」
父「やっばり、美雨の子だな。」
母「当たり前じゃないですか。この子達は･･･私たちの大切な孫なんですから。」
そして、3日後･･･俺達は、宏光くん達とさようならをして･･･美雨の遺骨を受け取り、日本へ帰ってきた。
父「裕太。美雨の命日は･･･必ず、家族みんなでフランスに行こうな。」
裕「美雨。天国で、ちゃんと俺たちの事、見守っててくれよ。」
『ねぇー。裕太!!今･･･空から、美雨ちゃんが笑ったよ。聞こえてるんだよね？』
裕「A･･･。俺から、絶対に離れて行かないでくれ。」
『離れないわよ。美和がいるんだから。』
裕「愛してる、」
『私も愛してる、』
俺達は、美雨が見守っててくれてる空の下で暑ーいキスを交した、
妹「お兄ちゃん。Aさんを守ってあげなかったら、化けて出るからね。大好きだよ。」
--happy End---
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作者名：みぃーちゃん | 作成日時：2019年7月8日 1時
