再び結ばれた恋 �� ページ1
俺の名前は、玉森裕太 26歳。親父の会社の一応･･･副社長として任されている。
そんな俺には、4歳年下の妹がいる。
俺の妹の美雨は、高校３年生の時に親氏が決めた相手と結婚したのだ。
俺にも縁談があり、高校時代に付き合っていた彼女とも別れさせられてしまったのだった。
父「裕太。縁談の話は、ちゃんと進んでるんだろうな。」
裕「はい。」
父「美雨も北山家に嫁いで宏光くんと幸せにやってるんだ。だから、お前も･･･」
裕「ご馳走様でした。」
そして、裕太が、自宅に帰ると･･･
裕「ただいま〜。」
妹「お兄ちゃん。お帰り〜」
裕「来てたんだ。」
妹「うん。北山家に嫁いでも、私は、玉森美雨。お兄ちゃんの妹なんだから。」
裕「なぁー。美雨。」
妹「何？」
裕「お前は、後悔してないのか？恋人と別れさせられてまで、好きでもない男と結婚までしたんだろ？」
妹「お兄ちゃん。私、後悔なんてしてないよ。でも、最初は･･･抵抗あったけど、今は、幸せだから、結婚してよかったって思ってる。」
裕「そっかぁー。」
妹「そう言えば、さっき･･･お兄ちゃんのお友達の宮田くんが尋ねてきたよ。高校の同窓会があるから、必ず来るように伝えてくれって!!」
美雨は、宮田くんから預かったハガキを兄に渡した。
裕「同窓会かぁー。行った方がいいのかな？」
妹「行った方がいいよ。私は、同窓会のお知らせが来ても行けないんだから。」
裕「どうして？」
妹「だって･･･みっくんを悲しませたくないから･･･かな？」
裕「顔だけでも店に行ってくるか。」
妹「うん。じゃ･･･私帰るね。」
裕「そう言えば、光莉(ひかり)は？」
妹「おばあちゃんと寝るってさ。だから、明日･･･迎えに来るつもり。」
裕「母さんも孫には甘いんだな。」
妹「そりゃそうでしょ？光莉は、パパとママにとって初孫なんだから。」
裕「気をつけて帰れよ。」
裕太は、妹の美雨が、見せる笑顔にいつも癒されるのだった。
光莉というのは、美雨とみっくんの間に生まれた子ども。兄の裕太は、光莉の叔父となるのだ。
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作者名：みぃーちゃん | 作成日時：2019年7月8日 1時
