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裕「はい。」
秘「副社長。先程、妹の美雨様から、副社長に直接渡して欲しいと･･･お預かりしました。」
裕「美雨から？」
茶封筒の中身を出すと･･･婚姻届けの用紙だった。
付箋でなんか書いてあった。
”お兄ちゃん。Aさん。早くサインして、明日にでも夫婦になって下さい。結婚式には、ちゃんと呼んでよ。その時には、私の旦那様と光莉を連れてちゃんと出席するから。バイバーイ 美雨より。”
『美雨ちゃんったら。』
裕「ったく･･･アイツは。」
『それほど、私と裕太の幸せを願ってるって事だよね？』
裕「ったく･･･A。美雨の為にも幸せになろうな。」
『裕太。大好きだよ。』
裕「俺も･･･大好きだよ。」
そして･･･激しいキスを交わすAと裕太。
その翌日･･･裕太とAは、2人で市役所に行き婚姻届を提出し、Aは、晴れて･･･玉森Aとなったのだ。
2年後･･･
Aは、第1子を妊娠していた。
会社も立て直せて、副社長から、社長になった裕太は･･･結婚式の報告しようと、Aと一緒にスペインに訪れていた。
『確か･･･この近くだったような？』
光「裕太お兄ちゃん!!」
裕「おぅ･･･光莉。」
光「どうしたの？」
裕「結婚式をすることになったんだ。だから、お前のママに報告しようと来たんだ。」
『光莉ちゃん？』
裕「美雨は？」
宏「光莉。こんな所で何して･･･お義兄さん!?お久しぶりです。」
裕「宏光くん。美雨は一緒じゃないのか？」
宏「美雨は、入院してるんです。」
『入院って･･･どこか悪いの？』
宏「病気じゃなくて･･･安静の為に入院してるんですよ。」
裕「安静って･･･まさか？」
宏「はい。3人目です。」
裕「マジかよ。」
光「パパ･･･みっちゃんがグズってる。」
宏「今･･･から、病院に行くんですけど、一緒に行きますか？」
そして･･･スペインの病院へ･･･。
スペイン語をペラペラと会話をしながら、美雨の病室へ。
光「ママ〜」
妹『光莉。光姫は!?』
光「みっちゃん･･･ミルクが欲しいみたい。泣き出しちゃって･･･。」
宏「美雨。光姫が泣き止まないんだ。」
妹「光姫。おいで!!」
宏光から、光姫を受け取り、自分の母乳を･･･光姫は、泣き止みゴクゴクと飲んでいた。
宏「やっぱ、光姫には、母親が必要なんだな。」
妹「光莉!?何ソワソワしてるの？」
光『裕太お兄ちゃんとAお姉ちゃんが来てくれたの。』
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作者名：みぃーちゃん | 作成日時：2019年7月8日 1時
