Secret Love "アイドルとの秘密な恋愛" (ページ38)

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Story.37 ページ38

北「A！？」

女「あんた･･･誰？」

北「はぁ？お前こそ誰だよ。」

女「Aの新しい男？」

『みっくん？』

北「A!?」

女「A!!」

『はぁー。何で･･･楓ちゃんが、いるの？』

女「ここ･･･直哉の部屋じゃないの？」

『ここ･･･私の家だけど？』

女「あっ･･･そうだったの？」

『早く･･･出てってよ。』

女は、Aの部屋から出て行った。

『みっくん？』

北「ビックリさせんな。俺、ってきり･･･」

『もしかして･･･同性愛だと思ったの？』

北「･･･ぶっちゃけ？」

『アハハ、んなわけないじゃん。』

北「･･･だよな？」

『さっきの女性はね？宮嶋楓さんって言って、亡くなったお兄ちゃんの婚約者だった人。』

北「お兄さんの名前が直哉さんって言うの？」

『ううん。直哉は、私の元彼。みっくんに話したじゃん!!元彼に二股掛けられてて別れた事･･･。』

北「あぁー。俺が、初めて･･･Aの部屋に来た日だろ？」

『そう･･･お兄ちゃんと楓ちゃんは、結婚するはずだった。でも、お兄ちゃんと出会う前に、楓ちゃんと直哉･･･関係を持ってたの。身体の関係を･･･ね。』

北「そうだったんだ。」

『でも･･･もう、お兄ちゃんもこの世にはいなくなっちゃったから。直哉と別れた時も1番心配してくれたのは、お兄ちゃんだったのに･･･』

北「A。大将から聞いた!!お兄さんが亡くなった時･･･なんで、俺に連絡してくれなかったんだよ。寄りによって･･･なんで、藤ヶ谷と･･･」

『ごめんね。みっくんに心配かけたくなったの。藤ヶ谷くんがそばにいてくれた時･･･みっくんじゃなくて藤ヶ谷くんでよかったって思った。』

北「俺より、藤ヶ谷の事が好きになったんだ？」

『そうじゃない。みっくんにだけは、こんな惨めな顔･･･見せたくなかったの。』

北「えっ？」

『この気持ち･･･抑えようって思ってた。ファンとして･･･みっくんの事応援したいって･･･でも、出来なかった。』

北「A!?」

『だって･･･いつの間にか、ファンとしてじゃなく･･･1人の男性として、みっくんの事好きになっちゃったから。好きな人に、心配かけたくなかったの。』

北「A･･･。」

北山は、Aを抱きしめた。