Secret Love "アイドルとの秘密な恋愛"

Story.29 ページ30

『聖也!!ちょっとこっちに来なさい。』





聖「な...何だよ。」


バコッ




『莉紗から話は聞いたわ。桃ちゃんが、自分の子じゃないって??』



聖「だってよ。」




『どう見たって、桃ちゃんは、あんたと莉紗の子供に決まってるじゃない。』




莉「何回も言ってるでしょ？桃華は、聖也の子だって!!」




『聖也。莉紗は、聖也一筋だったの。だから、浮気なんて絶対にしない。ずっと近くで、あんた達のこと見てきた私が言うんだから、間違いないわ。聖也!!桃華ちゃんは、間違いなく聖也と莉紗の子どもよ。』




聖「莉紗...。ごめんな。これからも桃華を2人で幸せにしてやろうな。」




莉「そう言えば、A!!来る途中に...あんたの事探してた男性がいたけど!?」




『莉紗...そいつ...どんな奴だった？』




莉「うーん？それが、よくわからない人なんだよね？」




直「よっ！A!!」




『直哉...。何しに来たの？』




直「A。もう一度俺とやり直そう？」




『はぁ？今さら何？あんたが二股かけといて、本命の彼女が妊娠して、責任取りたいから別れて欲しいって言ってきたのは、あんたの方でしょ？』




直「あれは、俺が間違ってたんだ。やっぱり...俺には、お前しかない。」




『冗談じゃないわよ。私は、今...夢中になってる好きな人がいるの！その人とは、雲の上の存在の人で付き合えないってわかってるけど、私はその人の事を一生応援し続けるって決めてるの。だから、直哉とやり直すつもりなんて全くない。好きじゃないから！』





直「雲の上の存在って...付き合う前に、お前が言ってた...告白する前に交通事故であの世へ行ったと言う男？」




『違うわよ。あんたが知らない人!!分かったなら、帰って!!二度と現れないで！』




直「A!!俺、諦めないからな。」





大「美佐子。表に塩をまいとけ!!アイツか、私の大事な娘を傷つけた奴。」





美「A。大丈夫??」




『うん。聖也も莉紗も驚かせてごめんね？』




聖「それにしても、最低な奴だな。二股掛けてたなんて...」




『私も付き合う前から、その本命の女と付き合ってたみたい。2年間も気付かずに付き合ってたなんて、バカみたいな話でしょ？』





莉「諦めないって言ってたし、今...帰るのヤバいんじゃないの？」




『大丈夫よ。今日は、ここに泊まってくから。いいよね？パパ!!』




大「あぁー。構わないよ。」

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