No.33 ページ37
『萌衣!』
萌「お姉ちゃん...。」
『何があったの?』
萌「海兎の部屋で過ごして、自宅まで送って貰った帰り道...。覆面を被った男達に...」
『襲われたの?』
萌「ううん。襲われそうになったけど、隣にいた海兎が、私を助けてくれたの。」
『それで?』
萌「その男達が、逆上して...海兎の脇腹を...。」
『それで、海兎くんは?』
萌「刺された箇所が、浅かったみたいで、命に別状はないって。でも...めっちゃ殴られてたから、後遺症は残るかもって...。」
『良かった。萌衣は、何もされなかったんだね?』
萌「うん。」
『萌衣。家の事は、気にしなくていいから、海兎君の傍にいてあげなさい。』
萌「いいの?」
『うん。お母さんには、私から連絡しとくから。それから、守ってくれる人がいないんだから、夜の一人歩きは絶対にしない事。遅くなったら、絶対にタクシー乗って帰ってくるのよ。』
萌「分かった。」
『それじゃ...お姉ちゃんは、戻るけど...何かあったら、ちゃんと連絡してくるのよ。』
そして、みんなのいるお店に戻った美雨...。
すると、まだ眠っていた。
百合香「萌衣ちゃん。大丈夫だったの?」
『うん。恋する乙女って大変だね?けど、萌衣が、お姉ちゃんみたいにならなくてよかった。』
百合香「美雨...。まだ、彩花さんの事で、自分を責め続けるんでしょ?」
『お姉ちゃんが、死んじゃったのは...私のせいなんだもん。』
百合香「美雨のせいじゃないって。」
30分後...。酔いが冷めたらしくメンバーが起き出した。
二「やべぇー。俺ら、寝ちゃってたんだ。」
玉「頭痛てぇー」
百合香「みんな。飲みすぎるからよ。」
横「美雨ちゃん?どうした??」
『えっ?ううん。なんでもないよ!ちょっと薬局に行って薬買ってくるね。』
と言って鞄を持ってお店を出ていった美雨。
様子がおかしかったことに気づいた北山が追いかけようとしたその時...
藤「俺が行くから。」
千「俺だって、美雨ちゃんの事...心配だよ。」
百合香「私が行くからいい。藤ヶ谷くん達は、アイドルっていう自覚ないの?」
有紗「百合香??なんか怒ってる?」
百合香「怒ってなんかない。アイドルとしての自覚を持って欲しいだけ。」
北「俺らがアイドルだから、美雨の事心配したら行けないのかよ。」
百合香「兎に角...美雨の事は、大丈夫だから。」
と言って、美雨を追いかけた百合香。
百合香の言葉に、ぼーっと突っ立てるして出来ない○○だった。
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作者名:みぃーちゃん | 作成日時:2018年7月7日 18時