No.30 北山Side ページ34
現場監督から、休憩を命じられた俺ら。
俺は、すぐ様美雨がいないことに気づき、そして藤ヶ谷までもがいないと知り、近くにいたスタッフに聞いてみた。
北「あの...すみません。藤ヶ谷と進藤マネージャーを見かけませんでたか?」
ス「藤ヶ谷さんなら、休憩もらった途端...急いで、楽屋の方へ歩いてましたけど、進藤マネージャーは、ちょっと分かりません。」
北「そうですか?どこ行っちゃったんだよ。美雨...。」
雪「ミツ?どうしたの?」
北「マネージャー。美雨ちゃん。どこに行ったか知りません?」
雪「美雨なら、あんた達の撮影が始まってすぐ、"楽屋に戻って休んでてもいいですか?"って聞いてきたからいいわよって答えたから、楽屋にいるんじゃないかしら?」
白石マネージャーに、美雨が楽屋にいるって聞き、藤ヶ谷より先に楽屋に行こうとしたが、千賀と二階堂に呼び止められた。
二「みつ。今日さ!ガヤさんも調子良くなったみたいだから、今度は、ガヤさんと美雨ちゃんも混じえて...焼肉屋で歓迎会をやろうって、横尾さんが言ってたんだけど、みつも参加するよな?」
北「あぁー。用ってそれだけか?」
二「それと、ワッターが、美雨ちゃんとガヤさんに会ったら、みつから伝えて欲しいってさ。」
北「分かった。藤ヶ谷も美雨も楽屋にいると思うから、俺から言っとくわ。んじゃ...俺急いでっから。」
ニカ千を振り切って、俺が、楽屋に向かった時には、既に遅かった。
ドアを開けた瞬間...俺の目に飛び込んできたのは...藤ヶ谷が、美雨をギュッと強く抱きしめる光景だった。
見てもいられなくなった俺は...藤ヶ谷が美雨から離れた瞬間を待って声を掛けた。
??「...してんの?」
俺が声を掛けたら、藤ヶ谷と美雨は、驚いた目で、俺を見つめていた。
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作者名:みぃーちゃん | 作成日時:2018年7月7日 18時