アイドルとの危険な恋物語１ (ページ11)

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NO.9 ページ11

美雨みっくん。今...LINEしても大丈夫?

宏光今...撮影の合間だから、大丈夫だよ。どうした?

美雨宮っちが好きな髪型ってどんな感じなのかな?みっくんから聞いて、LINEして欲しいんだけど...ダメ?

宏光別に聞くのは、構わないけど...なんで?もしかして...俺より、宮田の方が好きだったの?

美雨ううん。そうじゃなくて...私の友達が、宮っちの大ファンなの。それで、コンサートの時に...宮っちからのファンサが欲しいから、宮っち好みの格好にしたいって言うから...だから、みっくんにお願いするしかなかったの。

美雨無理な事言ってごめんね。

宏光そういう事なら、俺がさりげなく...宮田に聞いてやる。そして撮影が終わったら、電話するから!その時に、俺も聞きたいことがあったから。

美雨お願いします。みっくん...撮影頑張って!!

北山とのLINEを終えた美雨は、お店に戻った。

店長「美雨ちゃん。ちょっといい？」

『どうかしました？』

店長「明日と明後日...休み希望入ってるよね？」

『はい。』

店長「今...百合香ちゃんにもお願いしたんだけど...明日と明後日...百合香ちゃんと一緒に、シフトに入ってくれないかな？」

『分かりました。大丈夫です。』

店長「ありがとう。その代わり...時給300円UPするから！」

百合香「美雨...。いいの？明後日、彩音さんの三回忌じゃないの？」

『いいの。お姉ちゃんには、ちゃんと謝っておくから！』

そして...バイトが終わり...美雨は、1人、彩音が眠るお墓に向かった。

『お姉ちゃん。ごめんね？明後日の三回忌...シフト入っちゃって、参加できなくなっちゃったの。お姉ちゃん...』

祖母「美雨!?どうしたの？こんな遅くに...」

『明後日のお姉ちゃんの三回忌に参加出来ないから、謝りに来たの。おばあちゃんこそどうしてここにいるの？』

祖母「おじいさんも彩音と一緒のお墓で眠ってるでしょ？」

『あっ！そうだ。これ、おばあちゃんに渡してって、亡くなる前に、お姉ちゃんから預かったの。』

祖母「これは、ペンダント？」

『おじいちゃんの写真が入ったペンダントだって!!お姉ちゃん...亡くなる前からずっとおばあちゃんのこと心配してたからさ。』

祖母「彩音が？」

『うん。それじゃ...帰るね。お姉ちゃんまたね。』

美雨は、帰って行った。

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