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宏光ストーリー 43 ページ43

正直ショックだった。
まさか手を振り払われるほど、俺は嫌われてしまったのだろうか。
さやかの方も、自分の行動に戸惑っているように見える。

「さやか・・・。あ・・・ごめん。俺・・・」

謝ったもののその先何と言えばいいのか分からず、部屋の中に重い空気が流れる。

「ごめんなさい。あの、これ明日の進行表です。これ渡しに来ただけですから。本当、遅い時間にすみません。失礼します。おやすみなさい」

マシンガンのように早口でそう言い残すと、さやかは進行表を俺に押しつけるように渡してから部屋を出て行った。

俺は途端に体の力が抜けてしまい、ベッドに倒れこむ。

自分の気持ちを伝えたいということばかりが先走って、俺はさやかの気持ちをちゃんと考えていなかったのかもしれない。

そりゃあ突然ホテルの部屋で肩を掴まれたら恐怖を感じるだろう。

ましてやそれが好意のない相手だったら・・・。

「そっか。やっぱり俺じゃダメなんだな・・・」

初めて心の底から守りたい、大切にしたいと思った人。
でもそれは一番近くて最も遠い人だった。

「さすがにへこむな・・・」

ホテルの真っ白な天井を見上げて俺はため息をついた。

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SaYaKa - lovemitsu917さんありがとうございます!更新頻度は遅いですが、頑張って更新していきますので、また是非読んでやってくださいね! (2017年4月14日 2時) (レス) id: 81f34fd2ba (このIDを非表示/違反報告)
lovemitsu917(プロフ) - 続き楽しみに待ってま〜す (2017年4月6日 21時) (レス) id: f7579378d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SaYaKa | 作成日時:2017年3月16日 19時

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