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宏光ストーリー 31 ページ31

「それではこれを持ちまして本日の撮影は以上となります。お疲れ様でした〜」

22:15、ようやく今日のロケが終わった。

「皆さんお疲れ様でした〜。本日、夕食の場を設けておりますので、このまま皆さん会場へとご案内させて頂きます」

番組スタッフさんの声を合図に、出演者がロケバスに乗り込む。

「各関係者の皆様も御移動の程お願いいたします」

そう促され、私たちも会場へと向かった。

「それでは今日一日お疲れ様でした!明日もよろしくお願いします!かんぱ〜い」

「かんぱ〜い!!」

宿泊先のホテル内にあるレストランの個室で、番組出演者、その関係スタッフ、そして番組スタッフを交えた夕食会が開かれた。

地産地消を唱えるそのレストランで出された料理は、地元の食材や北海道近郊の海で捕れた魚介類を使っており、どれも美味しかった。
しかし、私はその料理を目の前にしてもなかなか箸が進まずにいた。

その原因は、私の視線の先にあった。

「北山さん、これ美味しいですよ〜」

「あ、ありがとう」

「な〜に、春菜ちゃん気が利くね〜! ちょっとおじさんにも取り分けてよ〜」

「あ、春菜ちゃんこっちもこっちも」

そう、私の箸が進まない原因は、佐々木春菜その人である。

ちゃっかり北山さんの隣の席を確保して、先ほどから楽し気に笑顔を振りまいている。

(北山さん、いくら隣に可愛い子がいるからってあんなデレデレしちゃって・・・。春菜ちゃんだってくっつきすぎだっつうの)

私は見ていられなくなり、藤原さんに「すみません、ちょっとお手洗いに・・・」と言い残し、席を立った。

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SaYaKa - lovemitsu917さんありがとうございます!更新頻度は遅いですが、頑張って更新していきますので、また是非読んでやってくださいね! (2017年4月14日 2時) (レス) id: 81f34fd2ba (このIDを非表示/違反報告)
lovemitsu917(プロフ) - 続き楽しみに待ってま〜す (2017年4月6日 21時) (レス) id: f7579378d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SaYaKa | 作成日時:2017年3月16日 19時

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