Taisuke.F 短編集② (ページ5)

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渉「太輔!!宏光から聞いたけど･･･お前、最近･･･Aちゃんに冷たい態度をとってるらしいな。」

太「女の子から聞いちまったんだよ。俺と付き合い始めたから、男子からラブレターとか貰ってるってな。」

渉「彼女がモテるっていい事じゃん。」

太「アイツ･･･ラブレター貰ったり、男子から告白された事･･･俺には言わず、北山に相談してるんだとよ。」

渉「お前さ。察しろよ！Aちゃんが、お前に言わなかったのは、お前の事が好きだからだろ。心配させたくなかったんだよ。」

太「だから、決めたんだ。俺、Aには、もう優しくて自慢の彼氏をやめてやるって！」

渉「お前･･･まさか？」

太「俺の本当の素顔をアイツに思い知らせてやる！」

渉「止めとけって!!」

太「A!!聞いてんだろ。隠れてないで出て来いよ。」

『･･･太輔。ごめん･･･。』

太「謝る必要なんでねぇーよ。A??覚悟しろよ。」

『･･･えっ⁉️』

と言って、Aを壁に追い詰めた太輔は･･･

”ドンッ”

太「俺が優しい王子様なのは、昨日までだ。彼女のお前に･･･これからは、俺の本当の素顔で接してやるから覚悟しろよ。」

『太輔？』

渉「Aちゃん。ごめんね？」

『･･･』

太輔の裏の顔が･･･超ドS王子様だったと知ったAは･･･親友の百合香にも相談出来ずにいた。

太輔の裏の顔を知ってしまったAは、食欲がない為、売店に売ってるジュースを買って教室に戻った。

百「A??どうしたの？」

『百合香･･･あのね？相談が･･･』

百合香に相談しようとしたその時･･･LINEの通知音が鳴った。

ピコン

太輔A。他のやつに相談なんてしたら･･･どうなるか分かってるよな?

『･･･』

百「どうしたの？」

『ううん。なんでもない！そうだ。百合香。今日･･･一緒に帰ろう。』

百「いいけど、藤ヶ谷先輩はいいの？」

『太輔は、渉先輩と北山先輩と帰るんだって！』

百「そう。分かった。じゃあ･･･佳純と真奈美も誘ってカラオケでも行く？」

『うん。行こう‼️』

学校が終わり、A達は、カラオケに行ったのだ。