目の敵の時間 ページ46
.
「誰だあの人」
「E組の担任？」
「なんか日暮さんと仲良さそう。」
先程のやり取りを遠目から見ていた他のクラスの生徒達も羨ましそうに見つめていた。
「いいなぁ、うちのクラス先生も男子もブサメンしかいないのに。」
一人の女子生徒に言われまて押し黙る男子達。
「そ…それをいうなら女子だって日暮みたいな華やかなやついねーだろ。」
男子も負けじと文句を言う。
「男子はこれだからさー。日暮さんなんて顔だけの中身空っぽの性悪女じゃん」
"ねー"と笑い合う女子生徒達。
「何ですって!?」
「落ち着くんだ日暮さん!!」
とばっちりを受けた挙句余計な悪口まで言われる始末。今にも殴りにかかりそうな彼女の両腕を後ろからガードする烏間。
「立ってるだけで目の敵にされるなんて、さすが日暮ちゃん！」
「いい迷惑よ。」
面白そうに脇腹をつついてくる中村に、Aは横目で呟いて肩を落とした。
「何だ あのものスゴい体の外国人は!!」
集会のことなど忘れてしまう程にグラマラスなイリーナに見惚れる生徒達。
「ビッチ先生、さっきまであんなにへばってたのに。」
「見栄っ張りだなー。」
杉野と渚が先程までのだらしないビッチ先生を思い浮かべて小さく笑う。
「何しに来た。」
「何じゃないわよ、私もここの先生よ？」
前を向きながら会話をする烏間とイリーナ。教師の自覚を持った彼女に意外そうな顔をする烏間。
「それに、Aがいつも言ってる生徒会長様がどんな奴か気になってたし。」
そういって自分へと視線を向けてくる田中たちを見たイリーナ。
「ふぅん。パッとしないわね。」
烏間が指を指す彼女の指を下げさせる。
「彼らは生徒会役員じゃない。今は舞台の上だ。」
「そう。…まあいいわ。」
興味を失くしたイリーナは、思い出したかのように渚へと歩み寄った。殺せんせーがいないからちょうどいいと呟く。
「あのタコの弱点全部手帳に記してたらしいじゃない？Aから聞いたわ。」
「(また日暮さんは余計なことを…!!)」
両手で頬を優しく包まれ、身動きが取れない渚。色仕掛けは彼女の専売特許だ。
「今その手帳おねーさんに渡しなさいよ。」
大きな胸をすり寄せるビッチ先生に渚は慌てふためく。
「役立つ弱点はもう全部話したよ…！ねぇ、日暮さん！」
後ろにいるAへ助けを求める。
「"GOOD LUCK"」
「何が!?」
しかし彼女は流暢な英語で親指をたてると渚へエールをおくる。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ぜろ(プロフ) - 更新お待ちしています（ ; ; ） (2023年5月4日 16時) (
レス) id: 8c08daaa99 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きな莉愛 - 優花さん» 私もネガティヴ何でね。別に馴れ馴れしくて大丈夫ですよ！明るい人とかはそういう人いそうなので。ネガティヴな発言になる前にダメだった場合のことを想定していってみればどうですか。｢迷惑だったらごめんなさい~~｣とか先に言えばどうですか？黙病だったの可哀想です (2018年8月26日 22時) (レス) id: ed92431d27 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 15時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 勇気の時間の迷惑じゃないかな…とかなってるとことか私に似すぎて逆に吹いたw既読無視はダメだし,やりたいけど迷惑…不参加でも非協力的だのなんだので省られそう…とか考えちゃうんです…ネガティヴなんですよ´・д・` (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
優花 - ………長々と愚痴ってすいませんでした。いきなりなれなれしく話してて本当にすいません。 (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月9日 17時
