新人ヒーロー爆豪にフラれた 2 【MHA】 (ページ21)

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63 困った生徒らページ21

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「古傷はどーにもなんないよ 10年以上も前の傷は普通なら開かないけどね、たまに開くことがあるんだよ」

相澤「……なんでですか」

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「傷のところにだけ集中して熱が集まったら再度開くんだよ」

相澤「そんなことがあるんですか？」

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「人体ってのは不思議でね、今の技術ですら人体の全てについてわかりきっていない

またしてや人は日々成長していくより理解できないところに到達していくもんさ」

相澤「では鷹見の傷が開いたのは─」

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「なにかを思い出してあそこに集中したんだろうね」

相澤「あいつの過去を知る必要があります」

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「そう簡単には話してくれないと思うけどね

そうだね、あの子の親族にあたってみたらなにかわかるんじゃないさね」

相澤「親族……ホークスか」

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「ホークスが知っているかどうかだけどね
仮に知らなかったらホークスはあの子に聞いてしまうだろうね」

相澤「安易には聞けませんね……」

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「どうしたもんか……公安に聞いてみるのも手だけどねぇ…」

相澤「公安が言うとも思えません」

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「はぁ、あの子が言ってくれるのを待つしかないね」

相澤「ですねそれじゃあ失礼します」

ガラッ

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「ったく…困った生徒らだよ」

----鷹見side

過去を先生に言うのよそう

まぁ、公安に聞くのはやらないだろう
あの人たちの口の硬さは先生も知ってると思うし

はぁーあ………なんなんだろう

これは……

『刺されたような痛み……？』

刺された……!?

あれ、今私刺されたって言った!?

そうだよ、刺されたんだよ
あの感覚は刺されたときの感覚
血が抜けてくのがわかる感覚

去年経験したからわかる

誰に？

『私は一体誰に刺されたんだろう………』

でも、これを知ったところで何になるっていうんだ

『所詮過去は過去……、私が言ったじゃないか』

もう考えるのはやめよう

考えても無駄なことは考えない

Prrrrrrr

誰からだ？

公安……!?

ﾋﾟｯ

『はい、鷹見です』

「《任務です雄英高校付近で敵(ヴィラン)の目撃情報が直ちに急行せよ》」

───⚠作者から

“新人ヒーロー爆豪にフラれた”を読んでくださりありがとうございます

今回の話で“一度閉じた傷はそこに熱が集中したら再び開く”と書きましたが、私は医療なんて知識0なので適当です