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約束というのは案外シンプルだった
お互いを襲わないこと
鬼は人を食わないこと
人は鬼舞辻の鬼を殺さないこと
藍染の撒いた鬼を殲滅することに両者協力し合うこと
それだけだった
鬼を憎む柱の皆は嫌そうな顔をしてたけど、藍染戦で協力しあえたからか反論はしなかった
産屋敷「もうひとつあってね、このこの話を聞いて欲しいんだ」
そうして前に出てきたのは1羽の鴉
『師匠?』
「カァ!」
翼を広げてお辞儀をしたのは師匠だった
「んんっ!あーあー、久々に話すから声がまともに出ないな」
鴉のしゃがれ声から、澄んだ声に変わる
『何事…?』
「えっと、まず今回藍染に関する1連の事件の解決、本当に感謝する。予想外だったからな、俺の管理不足だ。…遅くなったが自己紹介を。龍神だ」
はぁ!?とあちこちで戸惑う声がする
龍神…
青崎と龍の話に出てくる神様のはず
「こんな鴉が何いきがってるんだって思うかもしれないが、紛うことなき事実なんだ。Aとギンをここに連れてきたのは、願いを叶えるため。順を追って話すことにするよ」
そこから語られたのは、私のよく知った青崎と龍の、私の知らなかった真実
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作者名:切人(スランプ中…) | 作成日時:2021年8月16日 8時