5 ページ5
結果から言おう
あの女の鬼の弱点が分からないせいで、体力の消耗が激しい
みんなもかなりしんどそうだ
余裕そうなのは禰豆子ちゃんくらい
禰豆子ちゃんもかなり出血してる
このままだと鬼の本能が…
禰豆子ちゃんが人を食うことだけは避けたい
そんなことしたら悲しむ人が沢山いる
『禰豆子ちゃん!』
肉塊が禰豆子ちゃんを喰らおうと口を大きく開けた
瞬歩で距離を詰めて日輪刀で切り裂く
ぼとりと落ちて消えた肉塊を見ていると、背後からものすごい衝撃を受けた
『な…』
「ゔゔ…」
振り返ると禰豆子ちゃんが凄い剣幕で私を喰らおうと手を伸ばしてきていた
それを止めて居たのは炭治郎だった
炭「禰豆子!!やめるんだ!」
禰「ゔゔ!!ぁあ!!!」
どんどん鬼化が進んでいるところを見ると、このまま抑えてるだけだといつかこっちが押し負ける
『炭治郎、禰豆子ちゃんを頼んだよ。私はなるべく2人の分まで斬る。鬼の弱点は何となくわかってるから、任せて!』
炭「は、はい!」
『善逸は…大丈夫だね。ちゃんと禰豆子ちゃんの近くにいる。伊之助、一緒に来て』
伊「俺に命令すんな!!!」
『ごめんごめん。宇髄さんが相当押してくれてる。畳み掛けるよ。とにかく肉塊を切って。あれも鬼の一部だから、刻めば刻むほど回復が遅くなるはず。おそらく首はあの鬼の肩にある肉塊だと思う』
そう話すと伊之助は刀を構えて走り去った
伊「まとめて刻んでやるぜ!覚悟しろ!ぶよぶよ肉団子ぉ!!」
あちこちで刻まれていく様子と、宇髄さんと話す炭治郎の様子を見ながら私も負けじと瞬歩を駆使して切り裂いていく
できるだけ刻む。紫龍も使いながら刻む
あとは本体だけ…
ここからだと距離がありすぎるっ…
『気づいて…お願い…炭治郎っ!!』
眠ったのか、落ち着いた禰豆子ちゃんをそっと寝かせた炭治郎は鬼を睨みつけた
炭「ヒノカミ神楽 灼骨炎陽ッ!!!!」
鬼の首が落ちた
『やった…』
宇「全員伏せろ!!!」
宇髄さんの聞いたこともないような焦った声と同時に、鬼の体が爆散し鋭くとがった肉塊が飛んできた
70人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:切人(スランプ中…) | 作成日時:2020年11月12日 12時