らぶらぶかっぷる 【センラ】

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Snr side



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Aが家を出てってやらかした、って思った。

すぐに追いかけるべきやのに、何でやろか。追いかけたくなかった。

だって、俺冷たいこと言ってへん、聞いただけ、無理してると思ったから甘えて欲しかっただけ、やのに。


ほんま女子ってわからん。どうしよう、別れようなんて言われたら。

もうAが家出て数十分経ってる、薄着やったしコートでも持って探しに行こうかな。


あれ？そういや志麻くん今日名古屋来てるって言うてたよな…？


「とりあえず、連絡いれるか。」


LINE開いて電話を掛ける、けど出なくて使えんとか思うてもうた。


「…とりあえずLINEでも入れとけばいっか。」

"Aどこにおるか分かる？"


泣かしたら殺すって、いわれたのにな。


どこ行っちゃったんやろ。



Aのコートを手に持って家を出た。



「…うわ、さっむ。」


俺結構厚着やけど寒すぎんか。A寒ないかな、大丈夫かな。


とりあえず近くの名駅行ったらおったりせん？なんて思って急いでいったら志麻くんとAがおった。



なんや、俺は入る場所ないやん。



お兄ちゃんのコート着て、手繋いでさ、もう俺いらん？センラ飽きられた？


「…ごめん、やん。」


秘密ごとはなしやって、一緒に住む時に決めたのに。

僕悪ない。なんや、なんでなんで。


Aはセンラのこと、もう嫌い？

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