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拒んでしまった、せっかく私に差し伸ばしてくれた手を拒んでしまった。

部屋に急いで逃げてマイメロちゃんのぬいぐるみを抱っこする。





何も考えることが出来なくて、ただ私の頭の中にはこの3単語しか残ってなかった。


"ごめんなさい"

"ゆるして"

"嫌いにならないで"



もしかしたらもう嫌われてしまったかもしれない、

そんなことばかり考えてしまう自分が嫌いだ。


入るで、なんて言って声をかけてくれて、やっぱり優しいなぁ、別れ話かな、なんて。



すぐにドアを開けてベッドに戻る、マイメロちゃんを抱きしめてギューッとして、怖いことを忘れるように、


ゆっくり部屋に入ってきたセンラが私を優しく抱きしめた。


本当は拒みたかった、別れ話をされるならこれ以上愛されたくなかった。



「A、ごめんなぁ、さっきは怒っちゃって。

怖い思いしたんはAやのに、俺が怒ったらもっともっと怖かったなぁ、ごめんなぁ。

センラもう怒ってへんで?」



私を抱きしめて優しく頭を撫でてくれる。

その優しさにまた溺れてしまいそう。


私はセンラが大好きで、大好きで仕方ないの。



『…やだ、愛さないで、』

「センラ怒ってるように見える?」


頬を優しく包み込んでセンラと目を合わせるようにしてくる。



『みえな、い。』

「やろ? ならなんでもう愛したあかんの?まだ怖い?」


『…別れ話、聞きたくないもん』

「別れるわけないやろ、ばーか。

俺、告白する時言うたやん、一生Aだけ愛すって、他のひとみんって、」


告白された時の言葉思い出して、なんだかスッキリした。

さっきまで馬鹿みたいに悩んでたのに、なんだか楽になった。

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キラ(プロフ) - さくらさん» いえ、違います。せらもも様の作品も今拝見させて頂きました。そう思わせてしまったならすみません。内容も全て自分で考えております。 (2019年1月19日 0時) (レス) id: b441012370 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - せらももさんのパクリですか? (2019年1月18日 22時) (レス) id: 54cbd5fa4b (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - 心愛さん» ありがとうございます!! (2019年1月9日 14時) (レス) id: b441012370 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - #ユンミユさん» ありがとうございます!! (2019年1月9日 14時) (レス) id: b441012370 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 更新楽しみに待ってます! (2018年12月19日 12時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キラ | 作成日時:2018年11月14日 12時

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