らぶらぶかっぷる 【センラ】

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SNR side



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知らない人に襲われました、なんて言われてあーそうか、ってなる彼氏がおると思う？


理性なくしてAのこと怖がらせてもうた。

本当はゆっくり聞いて落ち着かせて、なんて思ってたのにいざ聞いたら俺以外の人に傷つけられたなんて考えたくなくて。


「…ごめん、なぁ。」


センラの手を拒んで自分の部屋に戻って行ったA。

本当は追いかけなきゃあかんのに、でも今行ったところでまた拒まれるだけやな、なんて。



誰よりも怖い思いしたんはAやのに、家に帰ってきてまで俺が怒って怖がらせてもうた。

ほんま、ごめん。


志麻くんに泣かせないって約束したはずやのに、俺殺されてまうかなぁ。


何分か経ったら部屋に行こう。きっと泣いてるやろ、すぐに行ってやりたいけどひとりの時間も大切や、なんて。




『…ッ、ごめ、なさ』


『…ゆ、るし…て』


『嫌われたく、ないよ』




部屋から泣き声と一緒に聞こえるAの本音。

嫌いになるわけないやん、ずっと愛してるに決まってるわ。




「A、入ってええ？」

『…や、』

「大丈夫、センラやで。」

『…こわ、い』

『大丈夫大丈夫、センラやから、Aの大好きなセンラやで？』



落ち着いてくれたのかガチャ、と音が鳴って部屋に入る。



いつもは一緒に寝るから、なんて部屋には小さめのベッドしかないのだけどその上に丸まって震えてるAを見つけた。




抱きつくしか、ないやん。

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