限界オタク【うらたぬき】

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まふまふ様 って書かれた部屋からバーン！って飛び出してきたのは白い頭のまふまふ。


「まふ、どうした？」

「Aちゃんの声したから」

『それ怖いよね』


うらたさんに会う前にたくさんの歌い手に会ってしまうしなんで坂田さんだけこないの？ってなるけど仕方ないかぁ。


『このままみんなでわっくんの楽屋ね』


2人だけの時間邪魔すんな！って言われるだろうけど！


両隣にえてぃあ。ウケる。こんな大御所隣にいていいの？レベル。


「うらたくーん」

「うらたさーん！」



「なんだよおまえら」



愛しの声。可愛いね。多分拗ねてる声だろうなぁ。Aがいつまで経っても来ないからだ絶対そう。


「Aが来ねぇんだ、っ…てってお前らが止めてたのかよ」

『わっくーん』


机の上には昨日あげたYSLの財布。さっき飲み物買いに行ったんだろうなぁ。なんだろう。可愛いね。


「あ、ちゃんとネックレス付けてる。」



仕事場でじまんするようにつけていったんだけど月島には気づかれなかったです。




「まーたラブラブしてるのかよ！！リア充爆発しろよ！」

「はいはい、まふ。そらるさんと楽屋戻ろうな〜〜。うらたくん。あとでみんなでゲームしよ」



まふの手引いて部屋出ていってうらたさんの楽屋には私とうらたさんだけ。


「あ、そういや仕事は？」

『月島が誤魔化してくれるって』

「給料泥棒じゃん」

『ま、一日だけだよ。いつも頑張ってるから〜〜』


「いつもお疲れ様。今日来るのいつもより早くてちょっとびっくりしたよ」

『早くこいって言ったのはうらたさんだもーん。』



さっき純粋オタクに会ったんだよ、って話もした。



「まーたたくさんサイン増えちゃうね。増やす？」

『もういらない』

「ほんとは？」

『…月島と一緒にサイン缶バ頭につけてヘアメしたいけどサイン落としたら嫌だしできないし、…』

「……いくらでも書いてやるけど」





でも、まだ決めてないんだけどそんなことしてみたいね。ってお話をしてただけ。



でもなぁ、やだよね。分かる？




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