Episode4 -6 ページ32
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そして午後、いつものようにお店にやってきた櫻井さんは私を見るとにこりと笑顔を浮かべて「寒くなってきましたね」と昼間の雅紀くんと同じ言葉を口にした。
この時期あいさつ代わりに使われる文言に私も「そうですね」なんて返事をする。
気温が下がって来たからか櫻井さんの上着が少し厚手のものに変わっていた。
それを着ていても着ぶくれすることもなくスタイルは崩れない。
フードが小さな顔の首元にふわりと広がっていてなんとなくいつもより幼く見えた。
いつもよりかわいい…。
と私が思ったことはたぶん櫻井さんにはバレてない。
「体調崩しやすい季節ですから身体に気を付けてくださいね」
「ありがとうございます。櫻井さんも気を付けてくださいよ」
「はい。あ、そうだ、今日はこれ渡そうと思って持ってきたんです」
花束を受け取った櫻井さんは一度それをキャッシャー台に置くと鞄の中から小綺麗な小袋を取り出した。
淡い紫色の袋にはハイブランドのロゴが記されている。
「これ、先日のコーヒー豆のお礼です」
「あの、これって……」
「ハンドクリームですよ。先日の試供品のパッケージ版です」
「！」
や、やっぱり…！
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iCHiKA(プロフ) - あまさん» コメントありがとうございます。前作からのお付き合い感謝いたします。習慣ですか！とても嬉しいです。引き続き楽しんでいただけるように頑張って執筆していきますね！お付き合いよろしくお願いいたします。 (2019年12月22日 17時) (
レス) id: ca4476f6fd (このIDを非表示/違反報告)
あま - 前作から拝見させていただいています!!!更新が楽しみすぎて毎日寝る前にこのページをチェックするのが習慣になっています!!! これからも頑張ってください!!!! 楽しみにしてます!!!!! (2019年12月22日 2時) (レス) id: 5287825b4c (このIDを非表示/違反報告)
iCHiKA(プロフ) - 愛梨さん» コメントありがとうございます。前作も読んでいただいたとのことで、とても嬉しいです。面白いと言っていただけて大変光栄です！応援ありがとうございます、今作もお付き合いいただけますよう頑張らせていただきますね。 (2019年12月8日 17時) (レス) id: a52d40e8ad (このIDを非表示/違反報告)
愛梨 - 前作の「甘く、沈む。」から読ませていただいてます。とーっても面白いです。更新大変だとは思いますが、頑張ってください。応援してます。 (2019年12月8日 16時) (レス) id: 714c843cad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iCHiKA
| 作成日時：2019年12月7日 13時
