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美「面倒くさいって何よ！人がどれだけ心配したか。…はぁ、腹立ったらお腹空いてきちゃったなんか奢って？」
竜「僕らも奢ってください！先輩の命の恩人なんで。」
一「はぁ？！」
命の恩人、たしかに。うんうん、とみんなの背中を見て頷いていれば振り返ってあ！と声を上げる金田一くん。
一「苗字、あの約束って…有効、だよな？」
「え？」
一「橘五柳に謝れてないけどあれは不可抗力って事で、な？！」
頼むよ金欠なんだよー…っていう金田一くんにクスリと笑ってピースをする。
「ちゃんとおじさんに言っておきました！」
一「よっしやあああ！にく！にーく！」
———某高級焼肉店
おじさんにあの後連絡をして事件解決(もちろん私が桂木さんに会いに行ったことは秘密)したことを伝えれば凄い少年がいたものだと興味を示していた。
"次事件起こった時は焼肉でも食べないと首突っ込んじゃうかもしれないなぁ"なんて見え見えの嘘をついたところ"素直に行きたいと言いなさい"と呆れた声を出しながらもすぐに手配してくれた。ちょろい←
しかしながら…
一「はぁ？！なんだよお前ら！」
竜「はい！お付き合いしてます！」
ねー先輩！なんてこちらにニコッと笑顔を向ける竜太くん。改めて伝えると恥ずかしい。
一「俺が必死の思いしてる時にお前らイチャコラチュッチュしてたってのかよ。」
「な、してない！」
美「もう、一ちゃんやめなさいって。…おめでとう名前。」
だから小説のこともあんな喜んでたんだねという美雪。
「まさかまさかだよ…本当に。」
美「こっちは時間の問題と思ってたけどねぇ。」
「時間の問題？」
美「ん？こっちの話。はい、これ食べれるよ！」
なんだか上手く誤魔化された気はするけどお肉…
一「「おいしー！」」
———金田一少年の殺人(完)
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作者名：はんぺん | 作成日時：2022年7月29日 11時
