吉良ヒロトの妹は、記憶喪失で○○と○○の幼なじみ！？[アレスの天秤] (ページ30)

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二十四話ページ30

雷門視点

稲森の言葉を聞き灰崎と野坂がベンチに戻っていく。

そこで灰崎が観客席の方を見て足を止めた。

灰「！茜？」

聖「茜ちゃん？」

そこにはアレスプログラムで感情を失っていた宮野茜という少女がいた。

灰「お前なぜここにっ」

茜「凌兵！」

灰「！茜、お前、俺がわかるのかっ？」

茜「ごめん凌兵、何があったのか試合が終わったら全てわかるから！」

灰「茜」

茜「それに私、見たかったんだ、どんな理由であっても、凌兵がサッカーしているところ、見たかった、凌兵を支えていたのは、間違いなくサッカーだったから」

灰「兎に角元気になってよかったな、茜」

茜「凌兵！もう復讐のためじゃなく、貴方らしいサッカーをして！強くて真っ直ぐなサッカーを！」

灰「くっくっく強くて真っ直ぐなサッカー、茜、残念ながらそれは俺のサッカーじゃない、目の前の敵を徹底的に叩き潰す、それが俺のサッカーだ、何しろ俺はフィールドの悪魔、灰崎凌兵なんだからな」

茜「ねぇ凌兵お願いがあるの」

あの黒髪の女の子を呼んで来て