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赤司「じゃあ、走ってみてくれるか。」
貴女「?はい。」
タタタタタタタタ・・・・・・・
とりあえず、体育館の端から端までを往復する。
赤司「別に走るのは遅くない。むしろ、このバスケ部の中でもトップレベルで速いだろう。」
貴女「あ、ありがとうございます。」
ほめられるとは思っていなかった。
嬉しい、と思う気持ちが溢れてくる。
赤司「なら、止まったままでのドリブルは?」
貴女「え、えっと・・・・・・。」
トン、トン、トン、トン、・・・・・・・・・・・・・・。
小学生並みのレベルだ。
赤司「やはり、問題はそこだな。」
貴女「・・・はい。」
赤司「君は人よりも手が小さいな。」
貴女「え?」
赤司「ほら。」
ピタ
手と手が合わさる。
ビクッと身体が縮こまった。
赤司「?どうかしたのか?」
貴女「あ・・・いや、ちょっと突然だったので、その、驚いただけ・・・です。」
明らかに動揺している。
赤司「ふーん・・・。」
貴女「(ヤバイ、ばれたかも・・・。)あの、ありがとうございました!これをふまえて考えます。」
赤司「あ、ちょっと・・・」
貴女「片づけがありますから。では、また明日、赤司さん!」
挙動不審も極まれり、とでも言おうか。
パタパタとボールを持って倉庫のほうへ走っていった。
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和凛 - 初めまして、続き頑張って下さい (2015年7月17日 9時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 斬羅さん» 頑張ります。 (2015年5月30日 16時) (レス) id: a53078d977 (このIDを非表示/違反報告)
斬羅 - すみません。途中でした・・・。これからも頑張ってください!(*^-^*) (2015年2月14日 9時) (レス) id: 8310b1f157 (このIDを非表示/違反報告)
斬羅 - 読みました!薄桜鬼からの黒バスwムッくんとの、絡みが見たいです! (2015年2月14日 9時) (レス) id: 8310b1f157 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 赤司様、誕生日、おめでとうございます! (2014年12月20日 23時) (レス) id: 49a875e0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 龍 | 作成日時:2014年10月6日 20時