検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:9,539 hit

お互いのこと ページ1

太輔said



"藤ヶ谷さん、長い間、連絡しなくてごめんなさい


お話があるんですけど、今から大丈夫ですか?"



何回も読み直したメール……




俺は今、急いで予約を取ったレストランの個室の中にいる……



あのあと、すぐに返事をして、

今から会おうってことになった……



んで、食事しながらどうかなって思って

レストランに……


こっちの方が安全だし。



本当に、諦めてたから……嬉しい….



早く来ないかな……

会いたい……


すぐ横にある夜景を眺める……



コンコンッ……


ドアがノックされ、返事をした。



「はい。」


ガチャと入ってきた店員さん

その後ろに……



「お客様。お連れ様がお見えになりました。」


「ありがとうございます。」


美子ちゃんだ……


久しぶりに会う美子ちゃんに思わず頬が緩む……


店員さんにエスコートされ、目の前の椅子に腰掛けた…




俺をみる美子ちゃんにニコッと笑いかけると


髪を耳にかけるしぐさをした……



いつもの癖だ……

恥ずかしくなったり、照れたりすると必ずする癖…



「では、私はこれで。」

店員さんが出ていった……



「……久しぶりだね♪会えて嬉しいよ♪」


「……///」

ほのかに耳が赤くなった気がする……



「腹減ってない?飯食べる?」

メニュー手に取った……


少し下を向いて目を合わせない彼女……



「……それとも話したいこと話す?」


上目遣いで俺を見た……



「どっちでもいいよ。」

俺がそう言うと、


"お腹すきました。"


手話でそうやって伝えてきたから、ちょっと笑ってしまった…


「ごめん笑、じゃあ飯食おっか♪何がいい?」


メニューを美子ちゃんに渡した。



「……」

メニュー見ると、すぐに俺に返してきた。


「もう決まったの?」

首を振った……


"全部高いので、払えそうにありません。"


また手話で伝えてきた……



「払わせるわけないじゃん笑。前にもそう言ったよ?笑」

「……」

困った顔をした彼女……


可愛い……



「じゃあ俺のオススメでいい?」

遠慮がちに頷いた……


「美子ちゃんお酒飲める?」

首を振った……



「そっか、じゃあ飲んでみる?」

ちょっと驚いた顔をした……


「嘘だよ笑。また俺と2人の時に飲もうね。」


それから、フルコースが運ばれてきて食事をしながら

ここ3週間のことをお互いに話し合った……



俺の話に相槌を入れながら、笑ってる彼女を見て

愛おしさが募る……


____

声→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
83人がお気に入り
設定タグ:藤ヶ谷太輔 , アイドル恋愛 , キスマイ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mile | 作成日時:2017年8月12日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。