と まらなかった女の嫉妬 ページ3
ちなみに先ほど紹介したあいつらの女は
悠希とものすごく仲が良く…
俺らは基本いつも10人で行動している。
同じクラスの女子のみならず
他クラスの女子や他学年の女子にだいぶ僻まれているなんて話を聞くけれど、今ではそんなことはない。
ある時悠希が…呼び出された。
俺らは心配で様子を見に言ったのだが…
悠希)ねぇ。そういうのだるいんだけど。なんであんたらに仲良くしてることに関して色々言われないといけないわけ？
何？暇なの？
女1)暇なわけないでしょ？とにかくあなた。むかつくのよ。他の4人は彼女だから仕方がないって最近黙っていたけれど、あなたなんなのよ。幼馴染なら大人しく引っ込んでなさいよ。
いかにもっていうくらいのやばそうな雰囲気で…
雅紀は慌てて先生呼びに行くし、
ニノは証拠動画。とか言ってビデオ撮り始めるし、
潤は、あいつ呼んでくるって言って、4人の彼女を呼びに行くし、
智くんは悠希の元へ進む俺を止めるし…
そんな時だった。
ガッシャァァアン！
ガラスが悠希をめがけて落ちてくる…
すごい音がして、身動きが取れなくなったにのと智くん。
危ないと思って走ろうとしたら…
避けた…
その瞬間悠希にナイフを向けて走ってきた。
やばいと思って走り出した時…
悠希)だるっ。てか遅。運動神経悪いねぇ。あんた。
と言いながら避けて…
気がついたらナイフは地面に落ちていた。
それを拾った悠希が…
悠希)本当にくだらない。
そう言ったんだ。
ずっと前から一緒にいるのに
見たことのない冷たい目で彼女たちを見つめていた。
それぞれ呼びにいった人たちが帰ってきて…
悠希の元へと走っていこうとした時。
悠希)来んな！怪我したいの？
一度もこっちを見なかったのに…
俺なんかよりずっと男っぽくてカッコよかった。
悠希に暴言を吐き続けていた女たちは止まることなく、悠希に殴りかかっていたが…
全て避けていた。
かっこよかった。
守れなかった自分が情けなかった。
そう拳を握りしめていたとき…
悠希の背後にそっと近づいて鉄パイプで殴ろうとした人がいた。
本人はおそらく気づいていない。
そう思ったら走り出していた。
香菜)危ない！
華恋)悠希！！！
ばしっ。
俺は止めることできたが
手は血だらけ。
女3)そんなつもりは…ごめんなさい！
そう謝ってきた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：井原ちゃん | 作成日時：2017年3月26日 1時
