淡い恋心 其の参 【リクエスト受付中】

→胡蝶しのぶ・冨岡義勇 ページ36

胡蝶しのぶの場合



しのぶちゃんは私の一つ下で薬学にとても通じている頭のいい子だ
蝶屋敷は鬼殺隊の医療所のようなものだ

私が怪我をした時もいつも治してもらっているのだ



貴「痛たた…」


胡「もう…Aさん。無理しないでくださいと何度言ったら分かるのですか！」


貴「本当にすみません…」



しのぶちゃんは他の柱以上に私のことを心配してくれる
多分だけど姉のカナエさんが亡くなってしまい仲がいい私に重ねているのだろう



貴「にしても、しのぶちゃんの処置は本当に完璧だね治りが早い」


胡「いえ、そんなことは無いですよ、Aさんが凄いんです！」


そんな事を笑顔で言ってくれるしのぶちゃんは可愛い



貴「しのぶちゃんは可愛いねぇ」

胡「ふふっAさんの方が可愛いですよ」

貴「そんなことないよ〜」



意味の無い対決をする

そんなこの日常が私は大好きだ



貴「お礼にさ今度食事行かない？」


胡「！勿論行きましょう！」


貴「うん、決定だね！」ｷﾞｭ


胡「Aさん!?吃驚しました…」



いきなり抱き締めて照れるしのぶちゃんマジで可愛い推せる…!!



胡「(この時間が続けばいいのに…。私が尊敬して大切なAさんとずっと仲良く出来ればいいなぁ…)」









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冨岡義勇の場合



冨岡さんとは何故かよく会うため、任務帰りに一緒に帰ったり食事をすることが多いのだ


貴「あれ？冨岡さん？また会いましたね」


冨「あぁ、Aか」



この日も丁度帰り道に会ったので一緒に帰り道を歩く

冨岡さんと歩く時は無言の場合もあるが私にとってはその無言の時間も大切な時間だと思っている

ふと、話しかけてきた



冨「A、俺は嫌われているか？」


真逆のこの質問…!?
驚いてしまい勢いよく冨岡さんを見てしまった

なんかしゅんとしてる…
しかし心配する必要なんてない


貴「冨岡さんは嫌われてなんかいませんよ？冨岡さんはとても努力家で鍛錬も誰よりも頑張っているのを見ました。冨岡さんが嫌われているなんて有り得ません!!もしそんな人がいたとしても私は大好きですよ！！」



少し語りすぎてしまった

しかし、冨岡さんは私の頭を撫でて少し笑った


冨「ありがとう、A」




滅多に笑わない人の笑顔を見たので私は照れてしまい目を逸らしてしまった


冨「(こんな俺をそう言ってくれるAを守りたい。Aの笑顔が今俺だけが独占できるのが幸せだ)」







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