二十四 ページ26
「痛......あー、このまま帰れるかなぁ、私」
そんなことをぶつぶつと言いながらも、ふらふらとした足取りで七日前に来た道を、また戻る。
あの時は万全な体制で来たけど、今は死にそうな体制(?)なので、気を緩めれば多分そこら辺で死んでると思う。
あの後、きちんとあいつの頸を斬りました。
こしたら、もう体が何にも動かない訳。指一本でさえ動かないの。
そこら辺歩いてた人にSOS求めたらおんぶしてくれました。舌打ちされたけど。
優しいね、あの人。
その後烏を貰って、刀...じゃないけど、それを選んで、力を振り絞って道の...今、十分の一くらいかな。
前の私だったらもう鱗滝さんの家に着いてるのに!!!
けど、前に鱗滝さんに遅く来いって言われたし、(十八話参考)焦らなくても良いのかもしれない。すぐに会いたいけどね。
「こういうときに常中が出来たら楽なんだろうなぁ......あれ、肋折れてね?喋ると痛いんだけど。え?」
・・・
「ぐぉ...夜、夜じゃねぇか...ぬぉ...」
やっとのことで辿り着いた家は、とても天国のように思える。
木に捕まっていた手を離し、無理矢理足を動かして、ドアの近くに行く。
すると、いきなり目の前のドアが勢いよく開いた。
「どぉあ”!!??」
勢いよく開けたドアの先には、目を開いた錆兎君が立っていた。
「Aさあぁぁん...」
「oh...錆兎君、痛い。痛い...」
ぎゅう、と力強く抱き締められて、親...いや、姉弟のような感覚を覚える。
「錆...Aさん!!!!」
「第二波が来た...義勇君痛い...」
「うぇっ...生きてる...!!」
「第三波...真菰ちゃん...痛...痛くない...」
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るる - 錆兎がいいです!!! (5月26日 22時) (レス) id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡(プロフ) - 主さんの書き方がとても面白くて見てて楽しいです! (2020年1月4日 19時) (レス) id: dc2340447c (このIDを非表示/違反報告)
ログインしたい - 鷺宮雪沙さん» あっ、返信遅くなりました済みません...それただ出てきたものを適当に打っちゃったんですかね...?直しておきます、細かいところまで見てくれてありがとうこざいますぅぅ! (2019年9月9日 7時) (レス) id: 8fe8447a5f (このIDを非表示/違反報告)
鷺宮雪沙(プロフ) - 毎度楽しく萌えさせて頂いています。実は一つだけ疑問がありまして、36話の大人の色気のところの話で、夢主が「フェロモン」を「フォルモン」と言ったのはわざとでしょうか?わざとではないならフォルモンってホルモンみたいで面白いなって思っただけなのですが:-) (2019年8月31日 21時) (レス) id: 7959eb2ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ログインしたい - 皆さんありがとうございます!ここから続編で募集しますので、私のコメントより後になると、増えませんのでご了承下さい! (2019年8月16日 14時) (レス) id: 8fe8447a5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明晰夢を毎回みたい! | 作成日時:2019年8月11日 9時