ヒーローが苦手な煉獄さん(弟)【ヒロアカ×鬼滅の刃】【男主】

第四話 ページ5

緑谷side

今は煉獄さんと竈門さん、我妻さんと嘴平さんと麗日さん、飯田くんと食堂で御飯を食べてるんだけど…四人はなんで弁当なんだろう…

煉獄さんは「うまい！うまい！」って言いながら竈門さんと我妻さんと話してるし、嘴平さんはその弁当から天ぷら抜き取ろうとしてるし…不思議な人達だな

炭治郎「A、食べるのはそれだけで良いのか？」

『ああ、俺は兄上程食べないものでな…食べる量は皆より少し多いくらいだろう』

善逸「確かに…」

伊之助「A！衣の付いたアレよこしやがれ！！」

なんてわちゃわちゃやってたけど、行儀は良い人達だなぁ…

麗日「何か…賑やかな人達だね」

緑谷「そうだね」

飯田「む！そう言えば…君らは何故ランチラッシュの御飯を食べないんだ？」

飯田くんがそう言うと四人の動きが止まり、不思議そうな顔になった

『千寿郎が作るのを手伝ってくれるからだが？』

炭治郎「うーん…実家がパン屋だから…かな？」

確かに竈門さんが食べてるのパンだ…

善逸「男が作ったのより女の子が作ったやつの方が良いんだけど…Aが作ってくれてるし、それが滅茶苦茶美味しいからかな」

伊之助「俺は紋逸と一緒だぜ！」

炭治郎「確かに、Aの弁当凄く美味しいよな」

善逸「紋逸じゃなくて善逸！いい加減名前覚えてくれない？」

面白い人達だなぁ…

無個性だからって、それを気にしてないし…「無個性だ」って言ってた時も、凄く堂々としてた。

僕は羨ましいよ…

麗日「え！？Aくん、料理できるん！？」

『まぁな、兄上が料理すると大変なことになるから頑張って覚えたんだ』

そう言って笑う煉獄さんは、心から嬉しそうだった。

第五話→←第三話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す