累 姉弟 ※紫猫日和様リク ページ45
貴女side
累は時々悲しそうな寂しそうな顔をしていた
だから私は一度そのことについて聞いたことがあった
貴「なんでいつも悲しそうな顔をするの?」
累「!……関係ないよ…」
その時の累の顔は困ったような感じで何も言わなかった。
―――何故聞こうと思ったのかは分からない
私の血鬼術の一つは相手の過去を見れるの力を持つ
だから累の過去――
人間の時の記憶を見たことくらいはあった
知っていたはずなのに何故聞いたのだろう…
そんな事を考えているとふと自分の過去が脳裏に見えた
____________________________________________________________
100年ほど前、人間私は忌み子だった。
いつも独りで寂しくて―――どうしよも無かった
まだ小さかった私は何も出来なかったため、ただただ死を待っていた
そんな時無惨様が現れて私を助けてくれた。
鬼となった私は無惨様の為に人を食べた。
私を―――忌み子扱いをしたあの人間達を…
何十年かたった。私は上弦の鬼位強くなった。(上弦の鬼にはならなかったけど。)
強くなりすぎて、誰も近寄ってこなくなってしまった。
鬼になってもまた独り、死ななくなってしまったこの身。
またどうしようもなくなってしまい、生きていることが辛かった
が、ある時
累が
家族になって欲しい、、と
累の過去を見て家族になって欲しいことが分かった。でも、どんな理由でも独りじゃ無くなるということがとても嬉しかった
自分より弱い鬼の家族になる普通ならおかしい事だが私は受け入れた
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目を閉じて過去を振り返ってみた
あぁ、そうか累はあの時の私と似ているのか…
だから、聞きたくなったのか。
累「姉さん…」
木の上に座っていた私を累が下から見上げていた
貴「どうしたの?累」
累「なんでもない。ただ呼んだだけだよ」
貴「そっか笑」
私は木から降りて累を抱きしめた
貴「私は、貴女を絶対守るからね?」
こんな、小さい体で大きな悲しみを持っている累を私と同じような感覚にしないように
本当の弟のように愛してあげよう
寂しさや孤独がなくなるくらい
―――この身が尽きる時まで
・
夢主が泣いてみた! ※鬼華様リク→←伊黒小芭内 くすぐり ※仁様リク
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にな - 煉獄さんのとこ「けががなくてなりより!」になっていましたよ!この小説更新されるとその1日に絶対見るんです!これからも頑張ってください! (2022年11月11日 22時) (レス) @page11 id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
るく。 - 冨岡さんの冨が富になってるよ! (2020年9月27日 18時) (レス) id: 5160686bc8 (このIDを非表示/違反報告)
宇髄さん推し - 面白かったです!ありがとうございました! (2020年5月18日 10時) (レス) id: 710e803d9c (このIDを非表示/違反報告)
そふぃ。 - リクいいですか?義勇さんのpinkのやつあると思います!その無惨様バージョンお願いできますかね? (2020年1月7日 21時) (レス) id: 261bdb2ea0 (このIDを非表示/違反報告)
そふぃ。 - リクいいですか?義勇さんのpinkのやつあると思います!その無惨様バージョンお願いできますかね? (2020年1月7日 21時) (レス) id: 261bdb2ea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=shiu220525
作成日時:2017年5月11日 23時